チケットストリート公式サイトより

写真拡大

大手チケット売買仲介サイト「チケットストリート」が、2021年5月末で終了する。運営会社がこのほど、発表した。

終了の理由を「コロナ禍によるスポーツ観戦市場、ライブ・エンタテイメント市場の縮小によるものです」と説明している。

パ3球団との提携解消

チケットストリートは2011年に開始。「日本最大級の公演チケット売買仲介サイト」をうたい、多くの利用者を集めていた。

しかし、19年6月からチケット不正転売禁止法が施行され、二次流通サービスへの風当たりが強まった。20年9月には、転売目的で不正入手されたチケットの売却を仲介したとして、運営会社「チケットストリート」(東京都品川区)の社長らが、盗品等有償処分あっせん容疑で書類送検(不起訴)された。

21年1月には、プロ野球・北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズとの「公認リセールパートナー」解消も発表している。

サービス終了は3月1日に発表された。チケットストリート社は16日、J-CASTニュースの取材に、終了の理由を「コロナ禍によるスポーツ観戦市場、ライブ・エンタテイメント市場の縮小によるものです」と説明する。

今後の事業展開については「申し訳ありませんが、回答を差し控えさせていただきます」とした。公式サイトでは利用者の必要な手続きを案内している(https://help.ticket.st/−−603c6c991a693e001cdab2ae)

チケット売買仲介サービスをめぐっては、IT大手ミクシィの子会社が運営する「チケットキャンプ」も、18年5月に終了している。