最近、Jリーグでは監督交代が相次ぎました。J1では神戸のトルステン・フィンク監督が退任し、J2では松本の布啓一郎監督が解任され、J3では岐阜のズドラブコ・ゼムノビッチ監督が契約解除になりました。

監督はプロなので、結果を残せなければ解任されることがあると僕は思います。ただ今年、Jリーグは新型コロナウイルスの影響で降格がありません。また、入場者数制限があり収入が伸びず、クラブは財政的に苦しいと思います。

そういう状況の中でクラブがあえて監督交代を決断したことは勇気があると思います。また、成績が伸びなくても監督を代えず、方向性を信じて続投させているクラブもあります。それはそれでクラブとしての考え方であり、どちらがいいとか悪いというものではありません。すべては来年の最後に結論が出る話です。

ただし、神戸は別だと思います。神戸はこれで4シーズン連続で監督を途中交代させています。神戸に天皇杯優勝という初タイトルをもたらしたフィンク監督も、その栄光の日から10カ月もしない間に退くことになりました。

長期政権がないので、やってきた監督のサッカー観が植え付けられる時間もない中で代わっていくので、本当ならもっとひどい状態になってもおかしくないでしょう。それをアンドレス・イニエスタを含めた選手個人の力で何とか踏みとどまらせているように見えます。

今回、三浦淳寛は自分がやるしかないという状況で新監督に就任し、まずは最初の札幌戦に勝利を挙げました。三浦監督がチームの土台作りを出来るようにしないと、神戸の根本的な問題は解決しないように思えます。いい出だしを切った三浦監督がぜひ長く指揮を執ってくれることを願いますし、三浦監督に僕は期待しています。

そしていろいろなクラブが監督を交代させるにしろ続投させるにしろ、そこにちゃんとしたクラブの考え方がないと、来年の終わりにどんな結論が出るにせよ将来に繋がらないのではないでしょうか。今シーズンは来シーズン末の結果に、これまでのシーズンの翌年への影響よりも深く関わってくると思います。