11月26日、麻薬取締法違反の疑いで女優・沢尻エリカ容疑者(33)の交際相手である横川直樹容疑者(38)が警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。沢尻容疑者と合成麻薬MDMAを共同して所持していたとされる。

【写真】横川容疑者とクラブで愉しむ沢尻容疑者


横川容疑者

「週刊文春デジタル」取材班は逮捕前、横川容疑者に何度も接触を試みた。自宅を確認したが、人の気配はない。11月18日、横川容疑者の携帯に電話をかけると、何者かが電話に出た。しかし名前を告げるとすぐに切られてしまい、以降何度かけても電話に出ることはなかった。

「エリカが逮捕されてから直樹はずっと雲隠れをしていて、『海外に逃げたのでは?』と噂されるほど誰も行方を知らなかった。そもそもクラブ界隈では、『(沢尻容疑者よりも)直樹のほうがヤバイ』と言われていたんです。2人が出入りしていたヤンチャなクラブのオーナーや、イベントのオーガナイザーは薬物の噂が絶えなかったのですが、そんな面々から直樹はかなり気にいられていた」(クラブ仲間)

 横川容疑者は都内の有名美術大学を卒業後、横浜の人気レゲエファッションブランドに入社し、アートディレクターを務めていた。沢尻容疑者と交際がスタートした2011年頃から、横浜のレゲエ業界で徐々に名前が売れ始めていたという。周囲からは「ナオキックス」という愛称で呼ばれていた。

当初は事務作業をこなす“三下キャラ”

「ナオキックスの由来はストリート系のスニーカーが好きなことから、ナオキとキックス(スニーカーの俗語)をかけてナオキックス。入社当初は事務作業をこなす“三下キャラ”で、薬物とかそんな危ない匂いがする子ではまったくなかった。でも、沢尻エリカと交際するようになってから、徐々に交友関係が変わって野心が出てきたようでした。

 もともと地域型ブランドよりも、独立して自分のブランドを世界に広げたい夢があったようです。2013年頃、急に会社を辞めてしまった。ここまでブランドを大きくしてきて『これからだ』ってときに辞められたので、会社としては相当痛手でした。社長は引きとめていたけど彼の意志は固かった」(元アパレルショップ従業員)

 退社後、東京に拠点を移した横川容疑者は沢尻容疑者の人脈をフルに活用し、2015年に高級ファッションブランドと組んで会社を設立。会社名は「NAOKI-R」。取締役にはエイベックス元副社長・千葉龍平氏が就任した。

「NAOKI-RのRは“龍平”からとられていて、千葉さんは会社設立にあたって直樹に3000万円以上出資したそうです。千葉さんは直樹の後ろ盾でありパートナー。千葉さんが代表を務めるマインドフルネス(瞑想)を扱うアメリカの会社のクリエイティブディレクターは直樹が務めていて、会社ウェブサイトにも名前が上がっていました。しかし逮捕後、直樹の名前はなぜか削除された」(横川容疑者の知人)

 横川容疑者は港区青山の高級住宅街に構えている「NAOKI-R」の3階部分を居住スペースにしていた。警視庁は横川容疑者の関係先の家宅捜索を行ったが、MDMAを含む違法薬物は押収できなかったという。しかし「沢尻容疑者はMDMAを『横川からもらった』と供述している」(社会部記者)という。

 今後警察は横川容疑者の交友関係にも捜査を広げ、薬物の入手ルートなどについて捜査を進めるという。

 「週刊文春デジタル」では、フジロックやクラブでの沢尻容疑者と横川容疑者の2ショット動画を公開している。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)