学生の窓口編集部

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日本は世界でもミステリー好きな人が多い国だといわているそうです。『このミステリーがすごい!』というガイド本が毎年出版されるのは、良質なミステリーを味わいたいという人が多い証拠でしょう。映画の方でもミステリー作品は山ほどあります。今回は、邦画のミステリー作品の傑作をご紹介します。

※Prime Videoの情報は2019年10月10日時点のものです。

『告白』(2010年)

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湊かなえ先生の小説を映画化した作品。中学校の教師・森口悠子は、終業式の日に担任をしているクラスで教師を辞めることを告げます。きっかけは彼女のまな娘が学校のプールで死体となって見つかったことでした。

警察は事故と判断したのですが、森口はこれが殺人で犯人はこのクラスにいる「A」と「B」だと言うのです。誰がなぜ殺したかが徐々に明らかになりますが……というストーリーです。

「あなたを許さない」と犯人への復讐(ふくしゅう)を企図する主人公・女教師を演じるのは松たか子さん。松さんの演技も見事ですが、中島哲也監督の逃げない演出がこの映画を心が痛くなるショッキングなものとしています。衝撃のラストは必見です。

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『疑惑』(1982年)

松本清張先生の短編小説を映画化した作品です。港の岸壁で年の離れた夫婦の乗ったクルマが海に飛び込むという事件が起こります。夫は死亡するのですが妻は助かりました。

しかし、これが殺人ではないかという疑惑が湧き起こります。夫は資産家でしかも多額の生命保険をかけられており、妻は後妻で暴力団員と恐喝事件などを起こした過去があったのです。事件の真実は?というストーリーです。

後妻を演じるのが桃井かおりさん、弁護士を演じるのが岩下志麻さんです。本作は良質なミステリーですが、名女優同士の一騎打ちが見られるすごい映画なのです。

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『イニシエーション・ラブ』(2015年)


乾くるみ先生の同名小説を映画化した作品。原作と同じく映画も[Side-A][Side-B]の二章に分かれています。[Side-A]では、就活中の大学生・鈴木が渋々出掛けた合コンで歯科助手のマユと出会い、恋愛関係になる様子が描かれます。[Side-B]では、遠距離恋愛になってしまった二人の間に美弥子という女性が現れ……というストーリーが進行します。

なんだか普通の恋愛ドラマのように見えるのですが、ある「ツイスト」がすっかり安心していた視聴者を驚愕(きょうがく)させるのです。『TRICK』で有名な堤幸彦監督ですからこの手の作品の演出はお手の物。手堅く映画をまとめていらっしゃいます。

『砂の器』(1974年)

松本清張先生のベストセラー小説を映画化した作品です。蒲田駅の操車場で男の死体が見つかります。聞き込みを進めてみると、この男は近所のバーで若い男と会っており、そのとき「カメダ」と東北なまりで話していたというのです。まず男の身元を明らかにすべく、警視庁の刑事は東北へ赴くのですが、捜査が進展するうちに意外な事実が明らかになって……というストーリーです。

小説・砂の器は何度も映像化されていますが、本作こそ決定版というべき作品です。謎を追う刑事を演じる丹波哲郎さんをはじめ多くの名優が出演していますので、未見ならぜひ見てください。

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『64-ロクヨン- 前編/後編』(2016年)

横山秀夫先生の同名小説を二部作で映画化した作品です。昭和64年、D県で7歳の少女が誘拐され、身代金を要求される事件が起こります。D県警は少女の身柄を確保しようと努力るのですが、お金の受け渡し場所を次々と変更する犯人に翻弄(ほんろう)されてしまいます。結局、少女は遺体で見つかります。しかし、平成14年になってから思わぬ進展があり……というストーリーです。

警察内部の人事異動や記者クラブとの関係など、警察の活動がリアルに描かれている点も見どころですが、最後に明らかになる意外な真実が見る者を圧倒する作品です。

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邦画のミステリー映画の傑作をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。他にも『犬神家の一族』をはじめとする名探偵・金田一耕助が活躍する作品、松本清張先生の原作を映画化した『天城越え』など、面白いミステリー映画はたくさんあります。あなたはどんなミステリー映画を「傑作だ!」と思いましたか?

(高橋モータース@dcp)

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