浜松を後にする(左から)中村、松島、山中、松田ら日本代表(右端はジョセフHC)(撮影・吉田 剛)

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 ◇ラグビーW杯2019 日本、アイルランド撃破

 前回大会に続いて日本の衝撃ニュースは29日、海外メディアを通じて世界中に広がった。英紙ガーディアンは「赤と白のジャージーを着たオールブラックスのように見える時間帯があった」と勇敢な戦いぶりを称えた。サッカーでは日本に対して辛口で知られるイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙も「スーパー日本、アイルランド陥落す。世界は一つの強豪を発見した」と絶賛。ラグビーのトップニュースで伝えた。

 英紙サンデータイムズは選手採点を行い、フッカー堀江に10点満点をつけて「岩のようなFW第1列の一角」と表現。先発15人中9人が9点でSO田村は「冷静に仲間を統率」、フランカー姫野は「マジシャン」、プロップ具は「ヘラクレスのような存在」と独特な表現で形容した。

 強豪オーストラリアの地元、衛星放送FOXは、20年限りでスーパーラグビーを撤退するサンウルブズに言及した。「なぜ彼らを追い出すのか」と問題提起。「サンウルブズは奮闘し、毎年着実に改善している」と指摘した。サンウルブズへ追い風とも言える論調に、藤井強化委員長は「そこは私たちの言うことじゃない」と前置きしながらも、「そうなれば前向きに考えたい」とした。

 一方でアイルランド・メディアには恨み節もあった。アイリッシュ・タイムズ紙は同チームの敗因に「気温と湿度の高さ」や試合の間隔が日本より2日、短かったことを挙げた。レフェリーの「ひどい判定」の影響も指摘。密集の攻防で反則を取られ、「大いに不満」とした。