年収1,000万、31歳広告代理店女子。キャリアもハイスペ夫も手に入れた美女の、波乱万丈な人生
今や、ハイスペックといえば男性とは限らず、女性も活躍する時代だ。
世の女性の多くがハイスペ男との結婚を夢見る一方で、自ら高い年収を稼ぐ “1,000万の女”たち。
全給与所得者(女性)のうち、年収1,000万を超えるのはたった0.9%と言われている。(H28民間給与実態統計調査より)
そんな一握りの女たちは、どのような人生を送っているのか?
本連載では、キャリアと美貌に恵まれた、まさに「才色兼備」の女たちのリアルをお伝えする。
さて、今回は?

【今週の1,000万女子】
名前:エマさん(31歳)
職業:大手広告代理店勤務 プランナー
住まい:渋谷区
交際:既婚
読モとしても活躍。OLとは言い難いほど華やかなルックス
就職したい企業ランキングの上位に常にランクインしている広告代理店。花形職業の代名詞でもあるが、実際、総合職として働く女性の数は男性と比較するとまだまだ少ない。
広告代理店の中でも特に人気の職種、プランナーとなればなおさら…である。
今回取材を受けてくれたのは、そんなごくひと握りのポジションに身を置く女性、エマさんだ。
これまでに紹介した、ラグジュアリーブランド女子の真理亜さんや、外銀ウーマンのミキさんもかなりの美人であったが、エマさんも同様に、非常に華やかなオーラを纏う超美人。
大ぶりのピアスにオールインワンのジャンプスーツ、エルメスのボリードにシュプリームのキーホルダー…。彼女のファッションはとても会社帰りとは思えないほど、洗練されて垢抜けているという印象。
聞けば、「女性誌で読者モデルを頼まれることも多い」のだとか。
2年の"無職"期間を経て、大学受験に
彼女の生い立ちを聞くと、思わず羨ましくてため息が出るような、"お嬢様"だ。
実家があるのは、都内屈指の超高級住宅街。父は開業医だそうで、親戚を含め一般的な会社勤めをしている人間が周りにいなかったという。
人生が変わったのは高校生の時。同じように富裕層の子女が通う小・中学校を出て、有数の進学校である都立高に入学した。
「薄々は気づいていましたが、高校に入学して改めて、自分の育った家庭環境がいかに浮世離れしていたかを知りました。と同時に、世の中の仕組みなど、知らないことがいっぱいあることにも気づいたんです」
それまで自分がいかに狭い世界で生きてきたかを目の当たりにした彼女は、反抗期を迎える。そしてなんと大学には進学せず、世界中をバックパッカーとしてまわる道を選んだのだ。
「親に大学に行かないことを伝えたら、“ふ〜ん”くらいの反応で(笑)。たぶん、言い出したら聞かないってわかっていたのかな」
訪れた国はアメリカやカナダなどの北米から、インドネシア、タイ、マレーシアなどの東南アジアまで、30か国に及ぶ。

バングルはエルメス、華奢なブレスレットはカルティエ
自由気ままに過ごしていたが、2年目の冬、ついに決断を迫られる。
「家族で会食をする特別な機会があったんです。その食事の席で、“ところでどうするつもりなの?”と詰められまして。聞けば、数週間後に迫る大学入試の願書も、実は既に出してあると言うんです。
さらに、“あなたはどうせ大学を辞めてしまうだろうから、せめて品のいい大学に入学だけでもしてちょうだい”と。まったく、大学に行って欲しいと言いながら、辞めること前提って…、矛盾しまくっていますよね(笑)」
でも母の切なる願いに応える形で、入試までの2週間、猛勉強する日々が始まったのだった。
クラスメイトと馴染めなかった大学生活
2年のブランクを経ての受験勉強。それも残りわずか2週間。誰が考えても無謀とも思える挑戦だが、彼女は某有名私立大学の入試に見事合格をはたしたというから驚きだ。
ところが…。
ベンチャー企業でのインターン経験で感じたこと

話せば話すほど、育ちの良さが滲み出るエマさん
晴れて大学に入学したものの、受験勉強から開放されてようやくこれから自由を謳歌する同級生たちと、すでに十分自由を満喫しつくしていたエマさんでは、当然話が合わない。
「王道のテニスサークルとかにも顔を出してみたりしたんですが、なんかね、はっちゃけ度が違うんですよ(笑)それで、自分の居場所ではないように感じてしまいました」
そんなとき、ネットサーフィンをしていてたまたま目に入ったのが、とあるITベンチャーの「インターン募集」のページだった。
「全国から休学してまでインターンに来る学生がいるような会社で。面接に行ってみたら、“会社のリソースを使って、会社の為になることなら、何をしてもいい”と言われたんですね。で、面白そう!と思って、その日からインターンになりました」
思い立ったらすぐ行動する。これがエマさんのすごいところだろう。実際、月5万円でスタートした給料だったが、成果を出すにつれてみるみるうちに上がっていった。そして大学4年時には、なんと額面で100万円をこえるほどに。
というのも、インターンという立場でありながら、会社の売上の3分の2をエマさんが稼いでいたというから驚きだ。
でも、そのベンチャー企業には、就職はしなかった。理由はというと…。
「ベンチャーって自由だけれど、出来ることにはやはり限界があるんですよね。やり甲斐はもちろんあるんですけど、仕事の規模は小さいまま。新聞に載るような大きなビジネスは、このままじゃ出来ないんだなぁ…と思ったわけです。それが就職活動をしたいちばんの理由ですね」

ふんわりした雰囲気からは一見、"やり手"の顔は想像できない
そう言って就職試験を受けた3社を教えてくれたが、現在勤める会社の他は、超難関と言われる大手外資系証券会社など、どれも名だたる大企業。しかも全社合格したというから、あっぱれ!としか言いようがない。
みんなをハッピーにできる仕事がしたかった
「今の会社を選んだ理由は、広告業はみんながハッピーになれる仕事だったから。
金融を選ばなかったわけは…お金って、人の人生を左右するもので、下手したら生死にもかかわることがある。それは私にはちょっと重いな、って。お給料だけならそっちなんでしょうけどね。
あとは単純に何時から何時、って決められた時間に出社したりするの苦手だなぁ、って。私、そこはなんだかんだ言って甘いし、ぬるいんですよ(笑)」
そう冗談っぽく笑う彼女だが、ただのお嬢様でないのは、ここまでの結果を見れば明らかだろう。並外れた集中力と行動力、いつでもポジティブに前を向くその姿勢が、彼女を成功に導いている。
事実、入社してすぐ社内で競争率ナンバーワンの人気部署に配属されたのも、実力あってのこと。
難関の社内試験を経て、花形部署への配属を勝ち取ったというから、見事である。
残業は月150時間!?代理店での激務をこなした新入社員時代

身につけているジュエリーのひとつひとつにもセンスを感じる
月150時間の激務を乗り越えた、新入社員時代
入社してからは、とにかく忙しい毎日が続いたという。広告代理店といえばハードワークをイメージするが、実際はどうだったのだろうか?
「今の新入社員の子達は、働き方改革もあって全然違うんだと思いますが…、私の時代は、残業150時間を超える月も頻繁にありましたね」
当時はまだ“ワークライフバランス”なる言葉が生まれる前。固定給と残業代がほぼ同じ額で、結果固定給の2倍になることもあったという当時の年収は、約700万円。激務による残業時間の手当が年収に大きく貢献したといえる。
爽やかな笑顔で語る彼女は愚痴ひとつこぼさないが、きっと想像を絶するハードな世界なのだろう。
そして現在、1,000万を超える年収を稼ぐエマさん。
元々お嬢様なうえ、大学時代からすでに自力で高収入を稼いでいた彼女の場合、社会人になってからどのような金銭感覚の変化があったのだろうか。

シュプリームが好きで100万円近く投資
「インターン時代の稼ぎの方が、新卒当時の年収よりだいぶ高かったので…。社会人になってそれがガクッとさがり、焦った記憶があります。だから、入社後に何か大きなものを買った記憶もないですし…旅行くらいかなぁ。貯金はたぶん、数年前くらいから500万円前後をウロウロしてて、なぜか増えないです(笑)」
では、お食事会など異性と出会う場で、その年収ゆえに思っていたことは?
「そう言われてみれば…ですけど、20代のころ頻繁に行われていた港区でのお食事会の席で、一緒に行く女子はみんな、タクシー代をいくらもらえるか気にしていたんですね。
でも私はつまらない食事会だったら、タクシー代をもらうより、自腹で払うからさっさと帰りたいな、って思ってたかな(笑)」
食事会の席で彼女の会社名や仕事内容を聞き、引く男も多かったという。
「違う会社の女友達だと、私の会社名や職種を聞いても、“へぇ〜”くらいな感じです。でも、男性は露骨。私より低い年収の人だと、ザワついているのがすぐ伝わってきますから(苦笑)」
では、エマさんの会社名や職種を聞いても引かない男とは?
「年収1,500万円を超えている人だと、ものすごく対等に接してくれますよ。仕事に対してもリスペクトしてくれるし、逆に仕事の相談をしてくる人もいますしね」
キャリア、美貌、育ち・・・全てに恵まれた彼女を射止めた、ハイスペ夫の存在
「年収1,000万は、決して多いとは感じない」
しかし、現在の年収に満足しているかと尋ねると…。
「正直、年収1,000万って感覚としては全然多くないです。税金もそこから大きく引かれますし。でもある程度の収入になって感じたメリットは、男性とも肩を並べて、対等に話ができる権利を得たと感じられること。
それからいつでも、自腹でおいしいお寿司を食べに行こう!と思える自分でいたいんです。だからこれからも、ずっと稼いではいきたいなって思います」
そんなエマさんだが、3か月前に結婚したばかり。
育ちにもキャリアにも美貌にも恵まれた彼女のハートを射止めたお相手とは?

「欲しいと思ったときに、それが買えるお金があることが大事」だという
「1つ年上で、IT系のスタートアップに携わっています。初めて会ったときは、仕事も年収も知らなかったですけれど、“あ、この人と結婚するな”というのは、ビビッと来たんですよね」
彼にもらった婚約指輪はグラフで約500万円。それだけで、ダンナ様も相当な高収入ということは想像できるだろう。
「夫の方が私より圧倒的に稼いでいるので、私は自分のお給料を比較的自由につかえていると思います」
にっこり微笑むエマさん。それでは、彼女は普段どんなところにお金をつかっているのだろうか?
「家族へのプレゼントにはお金を惜しみません。ちょっとしたものだったり、親との旅行だったり。あとは健康や美容のためにお金をかけることが多いです」
また、美味しいレストランやバーに行くのも大好きだという。
「西麻布の『ゴブリン』、恵比寿の『アポンテ』、六本木の『マデュロ』は行きつけです」
そのほかにも、女子会なら『ラチュレ』、とにかくお肉が食べたいときは『虎馬』、イタリアン気分なら『アッピアアルタ』など、シチュエーションや気分によってお気に入りの店を使い分ける。
グルメ偏差値が高いのも、さすがである。
結婚したばかりのエマさんだが、なにかキャリアにおいて変化はあったのだろうか?
「今後は、稼ぐためのキャリアより、本当に自分が心地よくやりたいことを追求することを大切にしたいと思っています。夫のおかげで、生活のための仕事をしないで済むのは女の特権。キャリアを追求したくても、今はまだ女性には不利なことが多すぎる社会だというのが現実ですから」
そんなご主人との結婚式は、秋にハワイで挙げる予定。
「もしかしたら、結婚式にいちばん投資することになるかもしれませんね。それから、海外挙式に参列する家族のためのお金は、もちろん惜しまないつもりです。これまで心配をかけてきた両親に親孝行できるチャンスだとも思うので」
両親のことを話すときのエマさんの笑顔には一点の曇りもなく、育ちの良さを漂わせる。
しかし彼女が現在の幸せを掴むことが出来たのは、育ちという"与えられたもの"に甘んじることなく、自分らしい人生を自力で歩む努力を惜しまなかったからなのかもしれない。


撮影協力
Roppongi NAKED
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