ポケモンGO 級ヒットを狙い、オレオがARゲームをリリース:内容はスカベンジャーハント?
独自の拡張現実(AR)体験の開発に注力するブランドが増えている。制作費および技術要件の水準が下がった一方、モバイルエンターテイメントの需要が一段と高まっているからだ。オレオ(Oreo)も然りであり、先頃、独自のモバイルゲームアプリ「ザ・グレイト・オレオ・クッキー・クエスト(The Great Oreo Cookie Quest)」を開発、リリースした。ユーザーがバーチャル・スカベンジャーハントを楽しめるアプリだ。「ザ・グレイト・オレオ・クッキー・クエスト」誕生の背景には、2017年8月に樹立されたオレオとGoogleのパートナーシップがある。バーチャル・オレオには無作為に賞品が付与されており、Google PlayのポイントやGoogleのスマートフォン、ピクセル(Pixel)など、Google関連のものが多くを占めている。ヨーロッパと中南米およびメキシコではGoogle色がさらに濃く、Androidロボットが販促のイメージキャラクターとして使用されることになる。
「ポケモンGOに学んだ」
このゲームは、2016年に配信され大人気を博したARゲームの先駆けのひとつ「ポケモンGO(Pokémon GO)」に類似している。「ポケモンGO」では、ユーザーが周囲にいるバーチャルなポケモンを探し、捕獲したポケモンをポケモン図鑑(Pokedex)に保存できたが、オレオのゲームでも、手に入れたクッキーを「クッキー図鑑(Cookiedex)」に溜めておくことができる。
「プレイヤーの高エンゲージメント率の保持、友人とのシェアの促進、そして流行の仕掛け方の成功例として、ポケモンGOのようなケースには学ぶところが大いにあった」と、オレオのブランドマーケティング部長、ジャスティン・パーネル氏は語る。
ゲームを制作したのは米広告代理店マーティン・エージェンシー(Martin Agency)で、英米のARソフト開発会社、キャラット(Carat)とグラヴィティ・ジャック(Gravity Jack)がパートナーとして協力した。2018年1月末に全英でiOSおよびAndroid向けに配信されており、今後ヨーロッパ、ロシア、中南米およびメキシコ、さらに反響次第だが、おそらく全米でも展開される。
「唯一無二のアプリ」
「物体認識技術を最大限利用できる、我々にしか創りえない、オレオに特化した唯一無二のアプリを目指した」と、マーティン・エージェンシーのバイスプレジデント兼クリエイティブディレクターのアンドルー・ワトソン氏は語る。さらに、販促用にスポットCMをTV用に1本、SNS用に4本展開している。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=79&v=G3LYGONU_sA
もっとも、これはオレオにとって初のソーシャルARゲームではあるが、同ブランドが物体認識技術を利用するのは、これがはじめてではない。2017年2月、オレオはGoogleの協力のもと、 オレオ・ダンク・チャレンジ(Oreo Dunk Challenge)アプリをリリースしている。Google Earthを利用したこのアプリで、ユーザーはスキャンして取り込んだオレオを成層圏まで飛ばし、世界中のさまざまな場所に置かれたグラスの牛乳のなかにダンクさせる。
「人々はいまや、ほかの何よりもモバイル機器により多くの時間を費やしている」と、パーネル氏。「しかも、エンターテイメント目的で使う割合がますます大きくなっているんだ」。
Ilyse Liffreing(原文 / 訳:SI Japan)
