中国の専門家も日本の有権者に同情? 今回の衆院選は「選びようのない選挙だった」=中国メディア
記事は、中国国際問題研究院国際戦略研究所の唐奇芳氏、同研究院アジア太平洋研究所の孫文竹氏による、今回の衆院選の見方を紹介。唐氏が「全体的に見て、予測どおりの結果だった。自民・公明の連立与党には今年上半期に生じた懸念があったものの、相手が弱すぎたうえ勢力が分散してしまったため、日本の有権者は選びようがなかった」と解説したことを伝えた。
そして、今回の選挙における焦点の1つだった改憲問題について孫氏が「実際に改憲を進めるにはなおも一定の時間が必要だが、5月に安倍首相が発表した計画に沿って進むだろう」との見方を示したことを伝えた。
一方で唐氏は「安倍首相による改憲を阻む力は政界自身にはない。程度や進めるペースにおいて議論はあるものの、概ね改憲という政治的主張には変わりないからだ。それゆえ、改憲の足取りを阻むとすればやはり民意によるものとなる。民意がどれだけ抑制作用として働いているかについては、今のところ何とも言えない」と語っている。
孫氏は「日本が本当に平和憲法を放棄して交戦権を再び持つようなことになれば、アジアや世界の安全構図は根本的に変化し、地域の軍備競争を引き起こすことになるかも知れない。ただ、そこまでの道はまだまだ遠く、実現されるかどうかも現時点では分からない」と指摘。今回自民党が政策公約にも掲げた「憲法に自衛隊を明記する」点だけ見れば、アジアの安全に対する影響は比較的限られており、2014年の集団自衛権解禁による影響よりも小さいとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C) Mykhaylo Palinchak/123RF)

