クマの人身被害が報じられるたびに、「かわいそうだから殺すな」と「危険だから絶滅させろ」という声で世論は二分される。さらにメディアのセンセーショナルな報道が重なり、クマへの恐怖心は増すばかり……。そうした状況のなか、置き去りにされているのが現場の行政担当者や捕獲従事者だ。加熱するクマ報道のあり方に専門家が警鐘を鳴らす。※本稿は、生態学者の小池伸介『クマは都心に現れるのか?』(扶桑社)の一部を抜粋・編