行列も広告もない。にもかかわらず、年商1億5000万円を稼ぎ出すケーキ店が、東京・大田区の住宅街にある。店名は「スイーツスタンダード」。一見ごく普通の“街のケーキ屋さん”だが、厨房の奥では“意外なスイーツ”が毎日2000個以上も焼き上げられている。店頭の売り上げは年間2000万円にすぎない。では、残る1億3000万円はどこから生まれているのか。その答えに、フリーライターの山本ヨウコさんが迫る――。筆者撮影スイーツ