人の不幸にまでつけ込もうとする人間は残念ながらどこにでもいる。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。***それは、夏にふさわしい、ゾッとする事件の幕開けだった──。中国の一部の地域では、死者を埋葬する際、お酒や硬貨、または故人とゆかりの深かった物品を一緒に埋める習慣がある。今回の事件の舞台となった江蘇省揚州市宝応県もまた、そうした習慣をもつ地方の一つだった