会長「これは監督の指導とかそういう話ではないので、私のほうでやむを得ないと、解除せざるをえないと霜田委員長に伝えましたが、情報を集めておくようにと伝えたときも、そういう話をしておりました」

──起訴がポイントだったと思うのだが、受理がポイントに変わったのか?

会長「私は起訴がポイントだと言っていません。前から告発が受理されたらそこで説明すると申し上げておりました。告発が受理されたというのはそれなりの根拠があったのだろうと思いますし、起訴される可能性が出てきたということで、起訴されたら解任せざるをえないだろうと思います。そのタイミングがワールドカップ期間中になるのは最大のダメージで、そのダメージは避けたい。となると、今の時点での解任しかないかなと。それが今回の決断の一番大きな理由です」

──スペインでは早い段階で受理されたと言われていたのですが?

委員長「受理がなされたのは先週の金曜日、1月の30日と聞いています。アギーレ監督の代理人弁護士から聞いています。1月の14日ぐらいですかね、スペインで受理されたという話がありましたが、あれは事実ではなかったと我々は聞いています。ずいぶん前に受理されたのに放置していたということではありません」

──後任監督は日本人も含むのか?

会長「どこの国の人ということを考えながら技術委員会はやっていません。私からもそういう話をしていませんし、もっともふさわしい人を選ぶのが大前提です」

──3月の親善試合は監督代行の可能性もあるのか?

会長「間に合わせたいと思っていますが、間に合わせ人事はしたくないので、その可能性がないとは言えません」

これで質疑応答が終わった。26分間の会見だった。

会見の間、部屋の一番後ろには原博実専務理事がずっと立っていた。前を向くことなく、眉間にしわを寄せて目を伏せたままの表情は、監督就任会見の時の笑顔とは対照的だった。結んだままの唇が無念さを物語っていた。【関連リンク】
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