カバンのモバイルバッテリーから無線でスマホを充電可能な技術「電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送」

Qi(チー)などのワイヤレス給電技術は、スマートフォンの「おくだけ充電」を可能にする技術として注目されています。そんなワイヤレス給電技術には、充電する端末と近距離に接近させる必要があるというネックがありましたが、三菱エンジニアリングでは、4.5センチ離れた距離でも80%の高効率を保ったままワイヤレス給電ができる「電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送」を開発、ワイヤレスジャパン2014のブースでデモを行っていました。
http://www.mee.co.jp/
三菱エンジニアリングのブースに到着。

風車の模型があります。

これは「電磁共鳴型」ワイヤレス給電のデモ。電磁誘導を発展させた技術で、コイルを利用して最大4.5センチメートル離れた距離でも高効率で電力をワイヤレス伝送可能とのこと。

さっそくデモを行ってもらいました。ボタンを押すと、風車にワイヤレスで給電され、羽がくるくる回ります。

デモの様子は以下のムービーで確認できます。
4.5センチ離れても80%の充電効率を維持する「電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送」-ワイヤレスジャパン2014 - YouTube
電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送は6.78MHz帯を使用しており、人体には影響を与えず、現在のところ電波帯が競合する製品はないとのこと。

電力効率は約80%で、これは現在市販されているQiタイプのワイヤレスチャージャーに比べて遜色なし。

4.5センチ離しても大丈夫とのことなので、机の中に設置しておけば、机にスマホをおくだけで充電が可能です。

さらに、電力を伝送できる距離をさらに延ばすべく開発中とのこと。給電用のコイルから距離を離していろいろな角度にしても充電できる様子は以下のムービーで確認できます。
位置を動かしてもワイヤレス送電可能な「電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送技術」デモワイヤレスジャパン2014 - YouTube
ワイヤレス給電の主役を担うと期待される「電磁共鳴型ワイヤレス電力伝送」の開発が進めば、カバンにモバイルバッテリーを入れておけば常に充電できたり、電気自動車を駐車すれば自動的に充電できたりと、ますます生活が便利になりそうです。
