12月4日に生放送されたフジテレビの音楽番組『2013 FNS歌謡祭』で、三谷幸喜AKB48とのコラボで楽曲『Beginner』をパフォーマンスした。三谷やAKB48メンバーも真剣そのものだったが、ネットでは「三谷幸喜のBeginnerおもろすぎ」、「三谷幸喜FNS歌謡祭で放送事故」と騒がれている。果たして彼の真意はどこにあったのか? バックダンサーに徹したAKB48はどう感じたのか?

そもそも三谷幸喜AKB48による『Beginner』は、2011年10月にバラエティ番組『新堂本兄弟』で共演した時にコラボしたのがはじまりだ。それから2年の時を経て、三谷はリベンジするつもりで再びAKB48と『Beginner』をパフォーマンスしたいと考えたのではないだろうか。2年前に比べて彼は格段にレベルアップしており、AKB48もメンバーを増やして本気でバックダンサーに徹したことが伝わるステージだった。

もっとも、頑張ってはいたが三谷幸喜の踊りはやはりぎこちなく、要所で入れる「ハイ!」は彼なりにギャグを発して逃げ道を作ろうとしたと思えなくも無い。『FNS歌謡祭』のレベルからすれば、様々な評価が出ても不思議ではなかった。さらに彼のパフォーマンスが華原朋美と小室哲哉の感動のコラボの直後だったことから、ギャップによるコミカルさが先行したようだ。

ツイッターでは「三谷幸喜、空気ぶち壊しの放送事故」、「やっとともちゃんみた! 三谷幸喜の破壊力が抜群だった」といったつぶやきもあるが、「AKBとコラボしてた三谷幸喜が芋洗坂係長に見えた」、「三谷幸喜で抱腹絶倒でした」と茶の間の笑いをとったことは間違いない。

また、「三谷幸喜見直したな〜」、「やっぱり俺は三谷幸喜が好きだ」といった評価は、彼があのコラボを演劇として行ったことに共感したのだろう。「三谷幸喜のやつ今見た。堂本兄弟思い出すね。なつかしい」と2年前のコラボを知る者にはより分かりやすかったはずだ。

この日、彼とコラボしたAKB48の小嶋陽菜は『nyanchan22 Instagram』で、「楽しかった!」と三谷幸喜と大島優子とのスリーショットを公開している。ツイッターには「笑わないで頑張ったAKB48を褒めてあげて」というつぶやきもあったが、彼女たちはひとときの三谷劇団を真剣に楽しめたようだ。

※画像は、『nyanchan22 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)