10日のローマ対サンプドリア戦で終盤にサンプドリアのデリオ・ロッシ監督が退場したことが騒動となっている。同監督は後半ロスタイムにキレてしまったのだ。ローマの選手たちと口論し、中指を立てる場面も。かつてフィオレンティーナでMFアデム・リャイッチを殴った出来事が思い起こされる。

ロッシ監督が退場となったのは、後半49分。何が起きたのだろうか? まずはローマDFニコラス・ブルディッソと口論を始めたことがきっかけだ。ピッチレポーターたちは、ロッシ監督がひどいジェスチャーをしたと報告。中指を立てている場面が、写真でも紹介された。そこから、ローマ陣営との揉め事に発展し、ロッシ監督は退席を命じられた。ピッチを去る際に、同監督は挑発的にホームのファンを煽っている。同監督は2005年から2009年までラツィオの指揮官だった。ローマとのライバル関係が影響したのだろうか。

試合後、ロッシ監督はこの件について、「ローマの選手たちとはすでに明確にした。ピッチ上のことだ。そこで終わりだよ。私はひどいジェスチャーをしていない。ナーバスになり、緊張があった」とコメント。詳細については明かさなかったが、「(フランチェスコ・)トッティと(ダニエレ・)デ・ロッシは何があったか知っている。彼らは関係ない。私が反応するのは挑発されたときだけだ。それが起きたんだよ。ブルディッソが挑発したんだ」と述べている。

10日夜、ロッシ監督は『RaiSport』で再びこの件について言及している。

「私は他人をリスペクトする人間だ。同時に、リスペクトを払ってもらいたい。侮辱されるのは好きじゃないんだ。いずれにしても、こういうことはピッチ上で起き、すべてはそこで終わる。サッカーの何に腹を立てるか? もちろん、偽善だよ。私がインスピレーションを感じる指揮官? たくさんいるよ。その一人として、(ズデネク・)ゼーマンからは多くを得たと言える」

これに対し、デ・ロッシは次のように述べている。

「映像が明確に物語っているんだろう。彼には喜ばしくない過去もある。すべてをピッチでのこととして、クルヴァから拍手を受けてヒーローのようにピッチを去ることなどできないはずだ。僕が60歳だったら、自問自答するね。彼にはこれよりひどい過去もあるんだ」

デ・ロッシがほのめかしたのは、フィオレンティーナでの一件だ。2012年5月2日、当時フィオレンティーナの指揮官だったロッシ監督は、途中交代させたリャイッチをベンチで殴るという行為に及んだ。フィオレンティーナのデッラ・ヴァッレ・オーナーは、その後すぐにロッシ監督を解任している。