貸出金利が年3.5%という、従来のカードローンの水準をくつがえす商品性を持った住信SBIネット銀行の新しいカードローン。商品の利用促進につなげるプロモート活動も、従来にない手法を導入するという。マーケティング推進部の檜田早岐氏に、今後のマーケティング・プランを聞いた。

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貸出金利が年3.5%という、従来のカードローンの水準をくつがえす商品性を持った住信SBIネット銀行の新しいカードローン。商品の利用促進につなげるプロモート活動も、従来にない手法を導入するという。マーケティング推進部の檜田早岐氏に、今後のマーケティング・プランを聞いた。

――ネットローンの商品改定に合わせて、利息相当額をキャッシュバックするキャンペーンを展開しておりますが。

 これまでは、上限金利を年10%に設定して商品を提供してきましたが、利用が順調に伸びるという状況ではありませんでした。これは、銀行カードローンについて「敷居が高い」というようなイメージがあるのではないかと考えています。そのイメージを払拭していただくため、商品改定に合わせて利息相当額をキャッシュバックするという利用促進のキャンペーンを実施しました。利用しても利息相当額が戻ってくる、と思えば、心理的に安心していただけるはずです。そして一度でも使っていただければ、商品の良さを理解していただけるでしょう。そうなれば継続して使っていただけるようになると考えています。

 少しでも敷居を低くさせる、という点では、カードローンの利用方法についてもうまく訴求する必要があります。一般的にカードローンを申込むと、専用のローンカードが送られてきます。これが当社においては、実際にカードローンの利用を始めていただくのに、新しいカードを発行するのではなく、お手元のキャッシュカードが、インターネットの手続きで、借入れも可能になります。既に当社に口座を持っている方であれば、手間をかけずに利用可能です。また、当社の銀行口座を持っていない方であっても、銀行口座と同時にカードローン申込も可能なので、その簡便さも実感していただきたいです。

 また、利用明細書が自宅に郵送されないこともメリットの一つです。当社はネット銀行として、コスト削減すべく郵送物を極力なくしており、カードローンの明細書が発行されない(WEBサイト上で閲覧してもらう)のですが、これがお客さまに思いのほか好評です。郵送されては困る、という方も少なからずいらっしゃるので、そういう方には是非利用していただきたいです。

――マーケティング上の工夫は?

 今回の年3.5%ローンは、自動車ローンなどの目的別ローンの金利と比較しても十分に魅力的な水準なので、特定の目的をもったケースを想定したプロモーションも展開したいです。たとえば、ブライダル会社とタイアップしてのプロモーションや、自動車販売会社とのタイアップなど、きめ細かく取り組んでいきたいです。このように使い方にまで踏み込んでカードローンの提案をしている金融機関は少ないと思います。

――マーケティング・プランも既存の枠組みへの挑戦になるのでしょうか?

 これまでも、新しい銀行として、あえて通常の銀行とは違う切り口でアピールするような斬新さを心がけてきました。

 たとえば、今回は、貸出金利の表記において、下限金利の3.5%にアクセントを置き、大きめのフォントを利用し、かつ色も変えて目立つようにしました。これまでの銀行のローン案内では、上限金利と下限金利を同レベルで記載しており、このように金利の表記でフォント・色を変えるような手法は使っていません。小さなことですが、これもチャレンジのひとつです。

 また、銀行カードローンは先般の改正化資金業法の総量規制の対象外であることが、まだまだ浸透していないと感じています。その部分をいかに効果的に啓蒙できるのか、広告に織り交ぜることができるのか、試行錯誤しながらではありますが実践しています。これも他社ではほとんど見られない広告手法と思います。

 最後に、今回の商品改定のポイントでもある500万円以上の利用限度額を契約いただけるような信用力の高いお客さまについては、プレミアム感を持っていただけるような働きかけも必要と考えています。無担保で500万円以上の枠を持つことができるだけでも、ある種のステータスであると感じていただけるような訴求をしたいです。当然、持つだけではなく利用していただけるような工夫も今後は重要になります。(編集担当:風間浩)



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