西湖大学がヒトプロテオームの「マップ」を作成―中国
西湖大学の21日の発表によると、同校医学院の郭天南(グオ・ティエンナン)教授率いるチームが多数の科学研究機関と共同で、約3000点のヒト組織サンプルを収集し、58種の正常組織と25種のがんを対象に、1万3000種を超えるタンパク質の定量解析を行った。そしてこれまでで解像度が最高でカバー範囲が最も広いヒトプロテオームの空間分布マップを作成した。関連する研究成果はネイチャー誌に掲載された。本研究のすべてのデータは公開データベースで世界に公開されている。科技日報が伝えた。
郭教授のチームは微量試料プロテオーム解析手法を開発した。科学研究者はこの新たな手法により、ゴマ粒ほどの大きさの組織サンプルだけで、標準化されたプロテオーム解析を行えるようになった。この手法は解析速度を約10倍に上げ、さらに実験のコストを大幅に削減した。大規模・高スループットのプロテオーム研究を支える技術的基礎を固めた。
研究チームは長年の蓄積を経て、サンプルの収集と実験・解析を続けることで、1万5332種のタンパク質を含むデータベースの構築に成功した。これを踏まえた上で1万3609種のタンパク質の正確な定量解析を行い、ヒトプロテオームの「高精度マップ」を描き出した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
