記者会見を行うFRBのウォーシュ議長(17日、米ワシントンで)=坂本幸信撮影

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 【ワシントン=坂本幸信】米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、ウォーシュ新議長のもとで初となる連邦公開市場委員会(FOMC)を開いた。

 政策金利の誘導目標は、4会合連続で3・50〜3・75%に据え置いた。2026年の金利見通しは、従来1回の利下げを想定していたが、インフレ(物価上昇)の長期化を警戒し、1回の「利上げ」を見込む予想に転じた。

 FRBは3か月に1度、FOMC参加者による経済見通しを公表しているが、ウォーシュ氏は「政策を遂行する上で有益ではない」として、自らの予想を提出しなかった。ウォーシュ氏を除く18人中9人が、年内の利上げを見込んだ。26年末時点の政策金利の見通し(中央値)は3・8%となった。前回3月の見通しは3・4%だった。前回は利上げを想定する参加者はおらず、12人が利下げを予想していた。

 FRBが重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の見通しは、26年10〜12月期の上昇率が前年同期比3・6%となった。前回は2・7%だった。ウォーシュ氏は会合後の記者会見で、インフレ率について「目標の2%を大幅に上回り続けている」と指摘。「持続的な物価高は国民にとって負担だ。いかなる状況下でも物価の安定を実現する」と強調した。