イベントでは終始笑顔(写真)元川悦子

写真拡大 (全2枚)

 メキシコ・モンテレイの練習場に日本代表の主将が日本時間7日、初めて姿を現した。

【もっと読む】森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮

 練習初日から3日間、ホテルで静養していたMF遠藤航(33=リバプール)が、練習前に行われたモンテレイの日本語補習校とのイベントに参加。子どもたちと記念写真に納まるなど、なごやかなひとときを過ごしたが、イベント終了後はそのまま室内練習場に移動、終了後は報道陣への対応はなかった。

「この日のイベントはあらかじめ決まっており、主将の遠藤の出席はマストだった。2月に左足首の靱帯再建術を受け、5月31日のアイスランド戦で約3カ月半ぶりに実戦復帰した遠藤は、前半の45分でベンチに下がった。それから左足甲に痛みを訴え、現地2日にモンテレイ入りした際も左足を引きずっていた。アイスランド戦のリバウンドもあってモンテレイでは練習を回避。8日に試合前キャンプ地のアメリカ・ナッシュビルに移動してから練習に参加する予定と言われているが、当面は別メニュー調整を続けることになり、少なくとも1次リーグ初戦のオランダ戦(14日)、2戦目のチュニジア戦(20日)に出場するのは難しいでしょう」(サッカー関係者)

 現時点では、3戦目のスウェーデン戦(25日)に間に合う保証はないし、出たら出たで左足が使い物にならなくなった場合、決勝トーナメント以降は<完全戦力外>となってしまう。

 しかし、他の選手やコーチ、スタッフからは、「森保監督の遠藤への信頼は揺るぎない」との声が聞こえてくる。前回W杯後の第2次森保ジャパンで主将を任された遠藤は、北中米W杯が年齢的にも集大成となる公算が大だ。

「僕はそんなに優しい男じゃなくて、冷徹な男です」

 “人情派”で知られる指揮官のこと、W杯に合わせて懸命なリハビリを続けた遠藤を切るには忍びないにせよ、本来のプレーが発揮できないとなった場合、代表にとどめておくのはチームにとってマイナスになりかねない。

 ニュースサイト「現代ビジネス」の川淵三郎・元JFA会長のインタビュー記事では、森保監督とのこんなやりとりが紹介されている。

 川淵元会長がかつて、森保監督に「遠慮せずに自分の使いたい選手を使った方がいいよ」と話した際、同監督は「僕はそんなに優しい男じゃなくて、冷徹な男です」と答えたという。

「確かに森保監督はかつて、神戸で得点王とMVPのタイトルを取ったFW大迫勇也を断固として呼ぼうとしなかったし、今回はポルトガルの強豪クラブで欧州CLベスト8進出の原動力となったMF守田英正も、あっさりと招集外にして物議を醸した。情に厚いところと、不要と判断したらスパッと切り捨てる非情さを併せ持っています」(同)

 遠藤に対してどんな判断を下すのか。そのタイミングは刻一刻と迫っている。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、森保監督はなぜ代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せたのか。それこそ、遠藤の故障と大いに関係があるというが…。●関連記事 【もっと読む】森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮 では、それらについて詳しく報じている。