イランのモジタバ・ハメネイ師=ロイター

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 【ワシントン=栗山紘尚、カイロ=溝田拓士】イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の顧問モフセン・レザイ氏は5日、米CNNのインタビューで、米国とイランが戦闘終結に向けた協議で合意するには、凍結資産240億ドル(約3兆8000億円)の解除が必要との認識を示した。

 レザイ氏は精鋭軍事組織「革命防衛隊」の元司令官で、モジタバ師とも近いとされる。レザイ氏は「交渉は行き詰まっており、トランプ米大統領が打開しなければならない」と主張した。米国との戦闘再開の「可能性は低い」としつつ、再開した場合には、インド洋や紅海、地中海などに戦線が拡大すると警告した。

 トランプ米政権は、凍結資産を解除するためには、イランのウラン濃縮活動の停止などが必要との立場だ。米イラン間では軍事的衝突も続いており、交渉の先行きは見通せない。

 米中央軍は5日、イランがホルムズ海峡に向けて発射した攻撃型無人機4機を撃墜し、イランの沿岸監視レーダー基地を攻撃したと発表した。イスラエルと親イラン勢力ヒズボラの衝突も続いており、AFP通信によると、レバノン南部では5日、イスラエル軍の空爆で市民ら5人が死亡した。