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栃木・上三川町の住宅で起きた強盗殺人事件で、16日までに実行役とみられる16歳の少年4人が逮捕されました。そして17日、新たに指示役のひとりとみられる28歳の男が逮捕され、25歳の女の身柄も確保されました。それぞれの関係性とは──。【真相報道バンキシャ!

■“実行役”に続き“指示役”逮捕

17日午前8時半まえ、物々しい雰囲気のなか出てきたのは、15日に強盗殺人の疑いで逮捕された16歳の少年だ。実行役として逮捕された4人の高校生のうち、17日、2人が送検された。

そして未明には、羽田空港にいた指示役の男が逮捕された。男は横浜市在住の28歳だという。

14日に、夫婦と息子家族の6人で暮らす住宅で起きた強盗殺人事件では、この家に住む69歳の女性が亡くなり、その息子2人がケガをした。

犯行時刻は午前9時半頃で、あたりが明るい中、事件は起きた。不審な人物の姿は、付近の防犯カメラにも記録されていた。なぜ“午前9時半頃”という時間に犯行に及んだのか?

バンキシャは、その犯行時刻に注目した。

■朝の強盗殺人…ナゼ9時半に?

16日、バンキシャが事件現場へ向かうと、現場では、事件から3日目となった16日も厳重な警備が続いていた。

まず、被害者家族と親交があったという住民に話を聞いた。

バンキシャ!
「普段から交流は?」

親交があった住民
「あります、あります。野菜、ごぼうをいただいたりしていたので、そのお礼を届けたり」

話してくれたのは、被害者家族の“ルーティン”だ。

親交があった住民
「息子さんは7時、8時には、仕事始めてたのかな」

農業を営んでいたという、被害者家族

バンキシャ!
「普段は何時頃まで作業されるんですか?」

親交があった住民
「お昼前に戻ってくるのは何回か見かけました。また1時すぎに戻って作業するみたいな。9時、10時はまだ作業してますよね」

事件のあった午前9時半頃は、同居する息子は農作業中で、自宅にはいない時間だと証言した。

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周辺住民によると、被害者家族はイチゴやゴボウなどを育てるための農地を複数持っていて、息子は自宅から離れた場所にいた可能性もある。

さらに別の住民は…

住民
「事件当日8時に、長男が農園に入っていくところを見た」

事件当日も、いつも通りの時間に農園に向かう息子の姿を見たという。また、その住民は、事件現場周辺については次のように話した。

住民
「午前6時から7時は、出勤する車がたくさん通るが、午前9時台は、一日を通して車も人も一番通らない時間」

■「下見の可能性ないワケではない」専門家

神奈川県警・捜査一課長の鳴海達之さんは──。

「夜に比べて昼っていうのはやっぱり姿がみえやすいので、捕まるリスクは非常に高いんです。今回、下見の可能性がないワケではないと思う」

実際、先月から不審な車両の目撃が相次いでいる。その目撃時間も事件発生と同じ時間帯だった。

消防団から近隣住民に届いた注意喚起のメッセージにも次のようにある。

  『7時半くらいから10時頃までバイクに乗って動かない人物を目撃』
  『9時頃、田んぼ地帯に別のバイクに乗った不審人物を目撃』

目撃があった時刻は、すべて9時半前後だった。

■「犯人らしき人が逃げていくのが全部見えた」

16歳の少年らは強盗をしたのちに、白の高級外車で逃走したとみられている。警察は、2人目に逮捕された少年が、無免許で運転したとみている。よく見ると、車のヘッドライト付近には破損のあとが。

実行犯はどこから車に乗り込み、逃走したのか。逃走中の実行犯とみられる人物を目撃した人に、話を聞くことができた。

バンキシャ!
「いつ、どのタイミングで気づいたんですか?」

近所に住む人
軽自動車の方がクラクションをずっと鳴らしながら、ここを走ってきたの。どうしたんですか?って聞いたら、黒装束の怪しい人がお宅の裏から出て走ってますよって。その犯人らしき人が逃げていくのが全部見えたの」

住民が目撃したこの不審な人物は、南の方向へ逃げていったという。そこでバンキシャは、事件現場の南側で手がかりを探した。

■2つのカメラに注目

注目したのは2つのカメラ。1つ目は、事件現場の南西にある防犯カメラ警察が事件後、映像の提供を依頼しに来たという。

住民
「事件があった次の日に警察が来た。いざという時にまた連絡するからと」

その映像を、事件のあった午前9時半頃から1時間ほど見てみると、車は数台通ったが、犯行に使われたとみられる車は映っていなかった。

2つ目のカメラは、動くものを検知すると録画が自動で開始される『トレイルカメラ』だったが、事件前後の時間に映像は記録されていなかった。

警察は逃走ルートについても、捜査を続けている。

(5月17日放送『真相報道バンキシャ!』より)