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14日に栃木県で起きた強盗殺人事件で、死亡した69歳の女性の死因が出血性ショックだったことがわかりました。

■元神奈川県警捜査1課長 犯行の“ずさんさ”指摘

事件から一夜。元神奈川県警捜査1課長の鳴海氏と現場周辺を歩くと、犯行の“ずさんさ”が見えてきました。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「ここによじ登った足跡ある。ここが浮いている、砂が瓦にたまっている」

塀の高さを調べる捜査員の姿もありました。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「ここにも足をかけた跡がある。ひょっとすると2人がここから塀を乗り越えて入った可能性がある」

匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の犯行も視野に、100人態勢での捜査が進む“強盗殺人事件”。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「(Q:なんで正面からじゃなく?)それはわからない。かえってこういうところは目立つと思う」

■黒い目出し帽に厚手のコートの人物…現場付近で目撃

現場は、栃木県上三川町の田園地帯にある住宅。

14日午前9時半前、何者かが押し入り、何らかの凶器で襲われた富山英子さん(69)が死亡。捜査関係者によると、富山さんの胸のあたりには刺し傷などが複数あり、死因が出血性ショックだと判明しました。

現場付近で目撃されていたのは、黒い目出し帽に季節外れの厚手のコート、手にはバールのようなものを握った人物。

不審な人物に話しかけられた近隣住民
「目出し帽をかぶった人で、“鎌”のようなものを持っているんですよ。『今から頑張って来ます』みたいなことを言って」

 ◇

その後、警察は神奈川県相模原市の高校生の16歳の少年を、強盗殺人の疑いで逮捕。調べに対し「同じ学年の人物が仲間にいて、それに誘われて入った」「ほかの仲間は車で逃げた」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。

また逃走手段のひとつとして、宇都宮ナンバーの高級外車が使われた可能性も浮上しているということです。

警察官に確保された際には、手で顔を隠しながら歩いていたという少年。スマホや財布など何ももっておらず、事件現場にも初めて訪れたとみられています。

警察は、少年のほかに少なくとも2人が現場にいたとみて、行方を追っています。

■なぜこの家が狙われた? “指示役”いる可能性も

目撃されるリスクもある時間帯、なぜ、この家が狙われたのか。

富山さん家族と親交があったという人は、次のように話していました。

富山さん家族と親交ある人
「コメの卸売りなどもやっていた。卸売りは現金商売なので自宅にもかなり現金はあるはず」

元神奈川県警捜査1課長の鳴海氏は、“指示役”がいる可能性を指摘しています。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「何かしらの情報でこの家はお金があるからここから金品もってこいと。指示役がここ(塀)から入れと言ったらもう入るしかないので」

一方、侵入の方法には“稚拙さ”も。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「やり方からすれば昼も夜も関係ないという感じ。普通は朝やるなら人が在宅しているから呼び鈴ならしたりすれば出てくるから、ガラスをたたき割る必要ない。計算された大胆さは全くなくて、侵入の方法も稚拙だし」

■不審な車両に窃盗事件…今回の事件との関連調べる

一方、現場付近では、不審な車やバイクの目撃情報もありました。

不審な車・バイクを目撃した近隣住民
「近くの公園があるんですけど、そこに車が止まっていたので怖いなという話はしていた。(富山さんの夫が)追いかけて写真も撮っています」

回覧板で回っていたという不審車両とバイクの写真。被害者の富山さんの周辺では、不審な出来事が相次いでいて…。

先月上旬には富山さんの二男宅で窃盗事件が発生。先月20日と22日には現場周辺で怪しい車やバイクがいたと警察に相談があり、今月6日に警戒中の警察官が不審な車両を発見。車両に“盗難ナンバー”がついていたとして、41歳の男が逮捕されていました。

警察は、窃盗事件と今回の事件との関連を調べています。