イスラエル国旗=ロイター

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 【エルサレム=福島利之】イスラエル軍がレバノンを拠点とする親イラン勢力ヒズボラとの戦闘で、光ファイバーケーブルで操縦するタイプのドローン(無人機)の迎撃に苦慮している。

 レーダーによる対空防衛システムでは捉え切れず、主要紙ハアレツによると、軍は、迎撃用無人機に捕獲網をつけた対応策を始めたが、効果は不明だ。

 レバノンでの戦闘ではここ1週間で、ヒズボラの戦闘員が光ファイバーケーブルを通じて操縦する無人機に搭載した爆弾でイスラエル軍兵士ら3人が死亡し、15人が負傷した。ケーブルは最大15キロ・メートルの範囲で運用でき、電波を使わないため、探知や電波妨害による迎撃が難しいという。

 軍は4月、この種の無人機を迎撃する装置の開発を目指し、新興企業に公募した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は3日、「無人機の脅威を阻止するための特別プロジェクトの設立を命じた」との声明を出した。