公園内のため池と作業小屋=あつぎこどもの森公園(厚木市提供)

 民間の取り組みで生物多様性の保全が図られている里山や企業の保有林などを認定する環境省の「自然共生サイト」に、神奈川県厚木市内の「あつぎこどもの森公園」(同市中荻野)など3件が認定された。市内からの認定は初めて。同園には希少種含む831種の動植物が生息しており、山口貴裕市長は21日の定例会見で「市の豊かな自然を象徴するシンボルとするとともに、民間団体と連携した生態系の保全と回復に向けた活動を進める」と話した。

 市環境政策課によると、同園は敷地約8万平方メートルで、環境省レッドリストの準絶滅危惧に分類されているミズニラやミズオオバコ、アカハライモリといった希少な植物や生物が生息している。市民団体「あつぎこどもの森クラブ」などが保全活動を行ってきた。「豊かな自然環境を守り続けたい」(同課)と市は昨年、同サイト認定を目指して申請していた。

 今年3月の認定を受け市は、啓発活動を進めるとともに自然環境の保全のため特定外来種のウシガエルの駆除や生物に配慮した園内管理に力を入れるという。