「国際的な詐欺拠点」カンボジア、摘発強化で外国人24万人が出国か…政府と詐欺組織の癒着の指摘も
【ハノイ=竹内駿平】国際的な詐欺拠点とされるカンボジアの政府は24日、特殊詐欺の摘発状況を公表した。
今月中旬までの9か月間で250か所以上の拠点を摘発し、日本人を含む1089人が関与する事件112件を起訴した。摘発逃れの動きも相次ぎ、今年だけで詐欺に関与したとみられる外国人約24万人が自主的に出国したという。
カンボジア政府は昨年以降、詐欺被害が深刻化している米欧などから圧力を受け、対策を強化してきた。今月までの「詐欺撲滅」を掲げているが、政府と詐欺組織の癒着も指摘される。
米財務省は23日、特殊詐欺関与の疑いでタイ当局が逮捕状を取得しているカンボジア上院議員の実業家コック・アン氏らを制裁対象に指定した。同氏はフン・セン前首相の側近で、与党・人民党の資金源とも目される。
