教祖の実母が死去で「北川悠仁・高島彩夫妻後継者説」が急浮上 「ゆず新曲」と2022年奉納の神社は「信仰心」の表れか
人気アーティスト・ゆずの北川悠仁と、元フジテレビアナウンサー高島彩夫妻が「新興宗教の教祖になるのではないか」という憶測がSNSなどで飛び交っている。
宗教法人「かむながらのみち」の教主を務めていた北川の母・慈敬さんが7日に死去し、ゆずのホームページでも報告されたからだ。
芸能人やアーティストが「親の訃報」をファンに報告するのは異例だ。かねてから週刊誌など一部メディアでは、慈敬さんが北川と高島を後継者にしたいと周囲にこぼしていたと報じられたことが蒸し返され、「その時」がいよいよ迫ってきたのでは、と疑わしい見方をされているのだ。
もちろん、信者2100人(公益財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター)を抱える宗教法人のトップは、多忙を極める人気アーティストとフリーアナウンサーの夫婦が、片手間でできるものなどではない。また、北川は5人きょうだいの末っ子で、姉が3人いて17歳上の兄もいるので、彼らを飛び越して、北川・高島夫妻が母の後継に納まるというのも考えにくい。
ただ、火のない所に煙は立たずで、このような憶測が流れるのは、ある神社の存在があるためだ。それは山梨県北杜市小淵沢町にある「身曾岐神社」(みそぎじんじゃ)である。
もともと教派神道の一派である「禊教」が1985年に創建したこの神社は、2004年から「かむながらのみち」が所有している。財政上の理由などで、神社や寺が売り買いされること自体はそれほど珍しくないが、この身曾岐神社が異彩を放っているのは、「かむながらのみち」の手に移ってからもはや「ゆず神社」と言っても過言ではないほど、“北川悠仁カラー”が強くなっていることだ。
まず、大鳥居を抜けて左手にある売店には、ゆずのサインはもちろん、北川が描いた漫画「まんいち ゆずマン」(集英社)のキャラクター人形が飾られている。そこから奥に進むと手水舎の前に鳥居があるのだが、「奉納 ゆず北川悠仁」という金のプレートが掲げられていて、ファンのフォトスポットとなっている。
井上神社の再建はあとを継ぐ覚悟の表れか
身曾岐神社の奉納者には有名人の名前が並ぶ(写真は筆者提供) その右側には「身曾岐神社」の目玉である能楽殿があり、ここでは2006年以降、ゆずが定期的にライブを開催しているだけではなく、高島と結婚式をした場としても知られている。また、社務所で販売しているのは、ゆずがあしらわれた絵馬、さらに「幸福ゆず守り」というそのものズバリのお守り。聖地巡礼をしたファンたちがこれらを買い求めている。
「かむながらのみち」の総本山ともいうべき神社が、ここまで分かりやすい形で北川を押し出していれば、「有力後継者」と目されるのも無理はない。
そこに加えて、当の北川自身も母の期待に応える形で、宗教家の道に進む覚悟が固まりつつあるのではないか、という見方が神道関係者のなかで強まっている。
そこで根拠とされるのが、2022年に境内に再建された「井上神社」の存在だ。ここは「神道中興の祖」と呼ばれる、幕末の神道家・井上正鐵翁を祀る神社、「みそぎ」という身も心も祓い清めるという修行法を編み出して、禊教を立ち上げた人物で、身曾岐神社の御祭神でもある。
そんな重要な人物の神社が摂社(境内の中の小さな神社)として再建されたわけだが、これを奉納したのが北川だ。神社の土台には鳥居と同じようにプレートに名前が記されているのだが、こちらには「ゆず」という文言はなく「奉納 北川悠仁」とある。
アーティストとしてではなく、北川悠仁個人として、信仰的にも重要な神社を再建したことから、母のあとを継いで身曾岐神社を背負っていく覚悟の表れではないか――。そんな見方が神道関係者の間ではささやかれているのだ。
また、ゆずが3月11日にリリースしたアルバムにおさめられている新曲「幾重」についても、神道関係者から興味深い指摘がある。
身曾岐神社でも重視している、年2回の伝統行事「大祓」であげられる祝詞の中には、天上の神々が「幾重」にも重なった雲をかき分けて天孫降臨をする、という描写が含まれている。ゆずの「幾重」は東日本大震災を伝承する曲という位置付けだが、ここにも北川の「宗教家」ならではの「祈り」が含まれているのではないかと考察する人もいる。
身曾岐神社には、俳優の小栗旬、ウエンツ瑛士など芸能人も奉納をしている。もし北川・高島夫妻が教主になったら、これまで以上に芸能界での信者が増えるだろう。
山梨・小淵沢に芸能人がこぞって参拝する日も近いかもしれない。
文/窪田順生 内外タイムス
