「IT担当者の孤独」を救い、本業を加速させるインフラを!NTT東日本が提案する、運用まで見据えた真のネットワーク改革
── ネットワークの相談を受ける際、現場ではどのような光景を目の当たりにすることが多いでしょうか。
宮平氏:多くのお客様が「原因不明のトラブル」に疲弊しきっているのが現実です。特に、専任のシステム担当者がおらず、総務や営業、あるいは経営層が兼務でネットワークを管理しているケースでは、状況はより深刻になります。
ある現場では、重要なプレゼンやWeb会議が途切れるたびに担当者が呼び出され、「ルーターの電源を抜き差しする」「ACアダプタを叩いてみる」といった、もはや“おまじない”に近い対応でその場を凌いでいました。どこに原因があるのか確証が持てないから、物理的な刺激を与えることでしか「直ったかもしれない」という実感が得られないわけです。この時の担当者の焦りや不安は、察するに余りあります。
さらに、デスクの下を覗けば、数年前の古いカテゴリーのケーブルが放置され、新しいハブと古いルーターが複雑に絡まり合った「スパゲッティ状態」になっていることも珍しくありません。誰がいつ繋いだかもわからない配線が、まるで迷宮のように床を這っています。こうした「目に見える混乱」は、そのまま通信の「目に見えない不安定さ」となって、日々社員の生産性を削り取っています。
── それは担当者にとって、精神的にもかなりの負担ですね。
宮平氏:その通りです。自分も正解がわからないまま、不満を持つ社員から「ネットが遅い」「仕事にならない」と直接責められます。この「孤独な戦い」こそが、多くの中小企業が抱えるITインフラの真の課題だといえます。私たちは、単に線を繋ぎ直すだけでなく、この担当者の心理的な重荷を降ろし、安心感を提供することこそが、ネットワーク構築の出発点だと考えています。
■プロが行う「徹底した可視化」の力
── NTT東日本として、まずどのようなアプローチをとりますか?
宮平氏:まずは徹底した現状確認から開始します。「おまかせLAN構築」では、お客様のオフィスの環境や業務のやり方、今後目指したい働き方などを細やかにヒアリングしながら、時には現地に作業員を派遣してネットワークの物理的な構成や、設定内容、配管等の建物環境を把握します。
自分たちでは気づいていなかったような課題も可視化し、「論理的な構成図」に落とし込むことで、原因不明だと思っていたトラブルも改善の方向性が見えてくるのです。
── Wi-Fi環境については、どのような設計を行いますか?
宮平氏:Wi-Fiは「目に見えない電波」を扱うため、より精密な設計が求められます。「ギガらくWi-Fi」の導入時は、専用のツールを用いてオフィス内の電波状況をシミュレーションします。
過去には、会議室の入り口までは電波が届いているのに、奥の席に座ると極端に速度が落ちるという悩みを持つお客様がいました。我々はアクセスポイントの設置位置を調整し、「オフィスのどこにいても、アンテナが立つ」というストレスフリーな環境を設計しました。お客様が「ここまでやってくれるのか」と驚かれることも多いですが、それがプロとしての最低限の仕事だと考えています。