発売からすぐに抽選販売になったディーラーも! RAV4をいち早く手に入れるには「即決」できる覚悟が必要

この記事をまとめると
■新型RAV4の販売がスタートした
■スタート直後から抽選販売などが一般的となっている
■受注停止が多いのにトヨタ車がランキング上位にいるのはスポット的な受注最下位の影響だ
いきなり新型RAV4は抽選販売に
2025年12月17日に新型RAV4が日本国内で正式発売となった。一部報道で正式発売に先立ち新型RAV4の生産が停止していたとの報道があったが、トヨタ系正規ディーラーで聞いたところ、一時的に停止状態になっていたとの話を聞くことができた。
さらに新型RAV4では、SNS上で抽選販売が話題となっている。ある地域で抽選販売を実施している某トヨタ系正規ディーラーのWEBサイトをみると、抽選販売となった理由について、メーカーであるトヨタ自動車からの割り当て台数以上の注文を受け付けることができないためとしていた。正式発売から1カ月近く、店頭などで予約票のようなものへ記入することで申し込みとなり、受付期間終了直後に抽選して購入の可否を決定するとのことであった。

なので、初期ロット(初期配車)分を抽選で販売することとなる。初期ロットとはメーカーから最初に各ディーラーに割り当てられる台数のこととなるのだが、新型RAV4はもちろん、ここのところトヨタの新型車では、一定期間の生産可能台数のなかで、各ディーラーへ決められた割り当て台数のことを指すようになっているようだ。このディーラーによると、2026年1月から2026年10月の生産期間における、このディーラーへの割り当てぶんを抽選で売り先を決めるということになる。この抽選で当選しないと、2026年10月以降生産分について受注再開しない限り、新型RAV4は原則新規受注停止となるのである。

様子を見ていると新型RAV4は、方法はいろいろあるようだが、広く抽選販売を実施しているようである。ただ、すべてのディーラーが抽選販売を行っているわけではない。
あるトヨタ系正規ディーラーでは、会社単位で割り当てられた台数をさらに営業拠点(店舗)別にまず割り振りを行ったとのこと。そして、割り振られた新型RAV4をどのように販売するかは、それぞれの店舗に一任されたとのことであった。

すべてのトヨタ系正規ディーラーで確認したわけではないが、供給台数に限りがあるならば、なんらかの制限を設けて販売せざるをえないのは自然の流れのように考えている。
店舗の自由判断で売り先を決められるのだが、全国的におおよそ1年近く供給台数が限られるのならば外せないのが、転売ヤーによる転売対策となる。聞いた限りでは転売対策を考えると、管理顧客(すでに当該店舗で新車を買って乗っているお客)のなかでも、より信用できる新型RAV4の購入を検討している管理顧客へ優先販売していくことになったという話を聞くことができた。

このような販売環境になると(抽選やトヨタ系正規ディーラー各社の自己判断)、他メーカー車に乗っているなかで新型RAV4が欲しいとなっても、初期ロット車を購入するのは至難の業になっているといわざるをえないだろう。
急に買えるようになる場合も
欲しい人の数に対し供給台数が限られているのだから、抽選販売ではなくともその場(当選の知らせがきたりした時)で半ば買うか買わないかの判断が迫られる(抽選の場合は一定の期間、結論は猶予されるようだが)。買わないとなれば、ほかの欲しい人に購入できる権利が移行するだけなので、残念ながら車両価格からの値引き交渉は介在しないようである。聞いたところでは、新型RAV4は値引きゼロで販売されているとのことである。値引きができないぶんは、下取り査定時に査定額に上乗せして対応しているところもあると聞いている。

抽選に当たるなどして発注できたとしても、初期ロットぶんの生産期間のなかでいつ当該車両が供給されるかはわからないので、長期間の納車まで待つことは覚悟が必要となる。それでも新型RAV4に早めに乗りたいという人には、トヨタの個人向けカーリースKINTOを利用すると、年末年始に申し込めば2026年夏には新型RAV4に乗ることができるという触れ込みで、3〜6カ月が納期目途となっている。リースを受けるための審査はあるものの、抽選は介在しないようなので、ディーラーで購入しようとするよりは手に入れる確実性は高いようである。

ただ、初期ロットに漏れたら受注再開まで身動きできないのかといえば、そうでもない。供給を進めていくなかでキャンセルが発生したり、生産状況に余裕が出てくるとスポット的に新たに受注可能枠というものが発生するそうだ。ただし当然これも欲しい人の間で奪い合いとなるので、あるとき突然「買えますよ」と連絡がきたら即決できるような、購入資金の準備(ローンなら頭金)と心構えがより確かな人に優先的に声をかけると販売現場でも聞いている。
もちろん、ここでも値引き交渉はほぼ介在しないので、あらかじめ下取り車の仮査定を済ませておき、すぐに調整できるようにしておくなど万全の体制で受注再開を待てば、タイミング次第では短期間で納車されることも可能となっている。

RAV4のような新型車だけではなく、トヨタ車では新規受注停止となっていることが多い。それなのに毎月発表される登録車のみでの車名(通称名)別販売ランキングでは、上位10車をほぼ独占している。不思議にも思えるのだが、新規受注停止期間が短く断続的に繰り返されるパターンもあるが(新規受注可能な時期も断続的に発生する)、長期的に新規受注停止期間が続いたとしても、前述したスポット的な受注再開が発生したりすることもあり、販売台数が積み重なっていくことで上位を独占しているようである。

新車で買うのが難しい(面倒くさい?)ので、高年式トヨタ車の中古車人気も高く、流通台数がそれほど多くないこともあり中古車相場を吊り上げている。こうなると再販価値も高めをキープできるので、残価設定ローンにおける設定残価率も悪くないのだが、それ以上の実際の市場価値も高値を維持できるので、そのような状況もあり、待ってでもトヨタ車を買うという傾向が高まっているようにも見えている。
