シンプルを極めたPebble新作スマートウォッチ、これくらいがちょうどいい
ラスベガスで開催されたCES 2026にて、スマートウォッチの新作「Pebble Round 2」とスマートリングじゃないリング「Index 01」を発表したPebble(ペブル)。スマートウォッチの元祖が、買収からのブランド終了を経て昨年にまさかの復活(社名はCore Devices)。CES会場でCEOのEric Migicovsky氏に、米Gizmodoが話を聞いてきました。
実は、米GizのKyle記者はスマートウォッチが苦手。通知がピコンピコン飛んでくるいつでも接続されてます感が好きじゃないそうです。が、そのKely記者が、Pebble新作のPebble Round 2は理想のスマウォかもしれないと期待を寄せています。米Gizmodo編集部も、CES 2026で見つけたベスト・スマートウォッチにこれを挙げています。Pebble端末の魅力は、Pebbleらしい考え方に基づくもの。
物理ボタンのよさ
古き良きモノと時代にあった新しいモノをマッチさせようとするMigicovsky氏。Pebble Round 2を見て、触って最初に感じたのは、やっぱり物理ボタンっていいなぁ、です。物理ボタン、4つもついています。
「このウォッチ大好きなんです」。そう語るMigicovsky氏が見つめるのは2015年のPebble Time Round。ただし、ベゼルが大きくディスプレイのグレアが気になっていたともいいます。
今年発表のPebble Round 2は、1.3インチのスクリーン(260x 260ppi)を搭載。しかし、昨年リリースされたPixel Watch 4(41mm / 45mm)ほど大きくはありません。が、10年前のPebbleよりはずっと大きい。そして、Kely記者いわく、それがいい。手首に馴染むといいます。
昨年夏にお披露目されていたPebble Time 2は、今年4月、今回発表のPebble Round 2は5月発送予定。(スクエアとラウンド以外で)両者の大きな違いは、Round 2の方が制限が少しあること。スピーカーがなく、バッテリー持ちも短くなって2週間。心拍モニターもありません。が、それはなくてもいい、ないほうがいいという人もいるはず。Kely記者はまさにそのタイプです(バッテリー持ちは長いほうがいいけどさ)。
じゃないリング
CESのPebbleでは、使い捨てのリング「Index 01」のほうが注目を集めていたかもしれません。これ、スマートリングではなく、指輪型のボイスレコーダー。
サイクリング中に、指輪型レコーダーのアイデアが浮かんだというMigicovsky氏。いわく、「脳の外部メモリ」として機能するモノを作りたかったのだといいます。手や足を止めることなく、ポケットからスマホを取り出すことなく、シンプルかつスムーズにアイデアをメモするだけの何か。最初はスマートウォッチに組み込むアプリを開発しようとしたそうですが、ウォッチだと両手が必要になることで断念。
Index 01は、新生Pebble=Core Deviceで最も物議をかもすプロダクトになりそうな気配。物理ボタンを押して、音声をレコーダーする、それだけ。充電の必要すらなく、バッテリー持ちは2、3年程度の使い捨て端末です。寿命つきガジェットは好ましくないという人もいますが、この点はMigicovsky氏は挑戦的。充電可能にして価格を上げるよりも、使い切りに踏み切ることに。内蔵ストレージに、1回数分程度のメモは記録可能。スマホと連携させれば、Bluetooth経由で保存した音声を送れます。専用アプリ内で、音声メモを、自分メモ、リマインダー、アラーム必要事項などにソーティングも可能。スマートウォッチと同じく、これも物理ボタンが魅力の1つ。
「もっと機能が必要ならWhoopやOuraのリングがありますよ」と話すMigicovsky氏。リングガジェットの多様性、選択肢の多さを魅力と考えています。
Index 01は、事前予約が75ドル(約1万2000円)で3月発送。その後は100ドル(約1万6000円)で販売予定。2、3年で使い捨てる端末に100ドルの価値があるかどうか、そこは今後のレビューで見極めようと思います。
フルAI機能やヘルストラッキングが、ウェアラブルで進む中、じゃない方向に舵をとるPebble。Migicovsky氏いわく「難しく考えすぎないようにしている」とのこと。なるほど、それがPebble端末なのか。

