【スカッとギャグ】「ピーマン嫌い!」偏食の子に野菜を食べさせるために母がたどり着いた「まさかの発想」【作者に聞いた】

【漫画】本編を読む
子どもの好き嫌いに頭を悩ませる親は多い。野菜を全く食べない偏食気味な子どもに、何とか野菜を食べさせようと奮闘する親の姿を描いたのが、伊東さん(@ito_44_3)の創作漫画「子育てに正解はない」だ。本作はピーマンが嫌いな息子にあの手この手を使う母親の話で多くのいいねを集めた。
伊東さんはX(旧:Twitter)をメインにほぼ毎日5コマ漫画を投稿している。電車で赤ちゃんが泣いた際に「うるさい!」と怒鳴られた「強い母子」は50万を超えるバズ漫画となり、話題を呼んだ。伊東さんは、これらのバズ漫画をまとめた本をKindleで無料公開中だ。「1冊あたり50本の漫画が入っていて、現在5巻目まで出ているので、すべてで250本の作品を読むことができます」と、作者は語る。



食事の時間、息子は嫌いなピーマンだけを残してしまう。ピーマンは苦味があり、子どもが苦手な野菜ランキングに必ず入る野菜だ。それでも何とか食べさせようと、母親は一工夫を試みる。
母親が考えたのは、ピーマンを手に持ち、残されて可哀想だと演技をする方法だ。「ウエーン、ボクノコト食テヨ〜」と、かわいらしい声を出したという。この画策に「ウチだけじゃなかったんだ…」という読者コメントもあったが、伊東さんは「特に知っていたわけではなく、こういうことしてる家庭もあるかな?くらいの感覚で取り入れて見ました」と話す。
しかし、息子の反応は予想外。「嫌いな奴が泣いていたら逆にうれしくなるんだけど」と、妙な正論を放った。困った母親は、どうしたら食べてくれるか思案を重ね、真逆の方法を思いつく。「じゃあ、食べられずに済んでラッキー!生き永らえたぜ!」と演技。すると「ヒャハハ!助かったと思って安堵している奴を死においやるほど楽しいことはねえな」とバクバクとピーマンを食べる息子。この様子を見た母親は、「あってるのかな、この躾け方…」と不安に思うのだった。
伊東さんによると、「今回は、オチのために子供には捻くれてもらいました」と、作品のポイントを教えてくれた。野菜は成長に欠かせない栄養素を含むため、親としては少しずつでも食べられるようになってほしいという願いがある。しかし、嫌いなものを無理やり食べさせると、かえって嫌いになってしまうものだ。自主的に食べてほしいけれど、今回のように子どもの性格に合わせて食べさせることが本当に正解なのか。本作は、子育てに正解はないというテーマを描いている。
取材協力:伊東(@ito_44_3)
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