テレビ信州

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須坂市のふるさと納税返礼品の産地偽装問題を巡り、17日、市の再発防止策などを話し合う市議会の特別委員会が開かれました。出席した議員からは三木正夫市長の責任を問う厳しい意見が相次ぎました。

須坂市議
「現地調査をすぐしなかった、その責任者としての三木市長の責任が一番重い」

市議会の特別委員会は8月、提出された第三者委員会の報告を受けて行われたものです。

須坂市のふるさと納税を巡っては、今年3月に返礼品のシャインマスカットに産地偽装があったことが発覚。6月には地方税法に基づき、2年間、ふるさと納税の指定から取り消されていました。

市は再発防止策について、職員間での密な意見共有や返礼品を取り扱う事業者に対してのチェック体制を強化することなどを示しました。

これに対して、議員からは、三木市長の対応について厳しい意見が出ました。

須坂市議
「職員が委縮しているのではないか」
「責任を取って辞めろと言っている!」

三木正夫市長
「(職員は)本当に自信があれば私に意見を言います。自信がなければ意見を言いません。それで市長が決めたからと言います」

午後の会見で、今度は記者から進退について問われると…。

三木正夫市長
「市長の責務は幅広い責務、その職務をいかに遂行するかが大事。簡単に辞職を考えること自体が市長としての責任としてどうかなと思う」

終わりの見えない産地偽装問題。市は2027年の秋ごろからふるさと納税を再開したいとしています。