AI Sword代表取締役・大池知博「営業とマーケティングの力で新たなAI企業を発掘していきたい」
まだ眠っている金の卵のような会社、プロダクトを見つけ出して、我々の営業力、マーケティング力を生かしてプロデュースし、ユーザーに適切なサービスを届けていきたいんです。
AIが発展しても、営業という職種はなくならないと言われています。それは、営業が「エモーショナル」な側面を持つからだと思います。そして、結局最後は「人」です。今後も営業を強みに活動をしていきたいと考えています。
─ 大池さんはどんな人から仕事のヒントを得ていますか。
大池 経営をしていると、様々な先輩経営者の方々と、仕事、プライベート問わずお会いする機会があります。それらの経験は私自身の資産として積み上がっていると感じます。
様々な人との出会いが自分のインスピレーションにつながり、仕事のヒントになります。おそらく私は、他の同世代の人たちよりも多様な体験をしているのではないかと思っています。それらの体験がマーケティングに還元されているんです。
─ 先人から学ぶ姿勢というのは非常に大事ですね。
大池 そう思います。先日も、ある世界的企業の副社長で、日本法人の社長を務めている方に、我々の取り組みを提案したのですが、即断即決で「いいですよ」と言って下さいました。その決断の迫力は未だに記憶に残っています。世界的企業の経営者がリスクを取ってくれたことは大変嬉しいですし、感動します。
─ 大池さんが将来、目標にしていることはありますか。
大池 私個人の夢として「都市」をつくっていきたいというものがあります。例えば日本のニセコや、世界だとドバイのようなイメージです。
先ほど、テーマパークを手掛けたという話をしましたが、その時には当時の自分のなけなしの全財産を掛けました。
いい反響も多くありましたが、粗があれば批判も受けます。頑張ったつもりでも当時は資金に限りがありましたし、運営の能力も低かった。何もかも足りないという意味で、その時点での自分の実力を知ったわけです。
その後の様々な経験を基に、改めてテーマパークを手掛けられるようになりたいと思っているんです。ただ、テーマパークだけで利益を上げるのは難しい。例えばニセコで言えば、外国人を魅了したゲレンデの雪質があり、そこに注目した外資系ホテルなどが参入してどんどん盛り上がっていきました。
テーマパークだけでなく、ホテルや飲食店など、魅力的なコンテンツが5個、10個揃えば相乗効果を発揮して、都市全体が盛り上がっていく。将来はそういうものを創っていけるようになりたいと思っています。
─ 日本全体の課題として地方創生があります。地域の掘り起こしには関心はありますか。
大池 興味はあります。自分が知らない世界を知ることができるという意味で旅行が好きで、個人的にもいろいろな場所を訪れることがあります。
先日もある温泉地に行きました。かつては賑わった場所ですが、今は活気を失っています。そうした地域も、きちんと企画、マーケティングの力でリブランディングすれば、もう一度蘇らせることができるのではないかと思うんです。今は手掛けていませんが、先々はそうした取り組みもできたらと考えています。
ただ、これは原体験ですが、アイスクリームのテーマパークの企画を手掛けた時、全国の商業施設から問い合わせをもらいました。その中から、ある地域の商業施設で実施することになったのですが、行ってみると、商業施設と私の間に、すでに地元の広告代理店など4社が介在していたんです。
