ターゲット 、協業と自社ブランドで成長加速 ケイト・スペードとのコラボが過去最高売上を記録

記事のポイント
サンドー氏はターゲットの最高マーチャンダイジング責任者として、ケイト・スペードなど大型コラボを牽引している。
ケイト・スペードとの協業は過去最大級の売上を記録し、店舗限定商品やIRL施策も成功した。
ターゲットは45以上の自社ブランドとD2C支援で年商300億ドル超を達成している。
サンドー氏はターゲットの最高マーチャンダイジング責任者として、ケイト・スペードなど大型コラボを牽引している。
ケイト・スペードとの協業は過去最大級の売上を記録し、店舗限定商品やIRL施策も成功した。
ターゲットは45以上の自社ブランドとD2C支援で年商300億ドル超を達成している。
ジル・サンドー氏は28年間にわたってターゲット(Target)で働き、下着部門のバイヤーからたたき上げで、会社の最高マーチャンダイジング責任者にまで昇進した。サンドー氏はターゲットの数十億ドルにのぼる社内ブランドに加えて、ケイト・スペード(Kate Spade)やリーバイス(Levi’s)との大規模なコラボレーションも担当している。6月初旬にマイアミで開催された米Glossyのeコマースサミット(E-commerce Summit)で、サンドー氏は米Glossyの編集長を務めるジル・マノフ氏と、ビジネスのこれらの多様な部分にどのように取り組んでいるかを語った。
「まずは、コレクションの幅広さを見ることができるデジタルルックブックからはじめた。『あなたがいる場所がパーティー会場』というのがテーマだったため、すべてが華やかな雰囲気だった。そして、実際にパーティーのようにしたかったため、店舗に人々を集めたかった。そこで、人々が店舗に赴く理由を増やすため、はじめて店舗のみで販売するアイテムを用意した」と、サンドー氏は述べている。
ケイト・スペードとコラボで過去最大の売上達成
ケイト・スペードとのコラボレーションはターゲットの史上最大のローンチのひとつで、300点のコレクションにより、コレクションのローンチの週として、ターゲットでは過去10年以上において最大の売上を達成した。ターゲットには2030年までに売上を150億ドル(約2兆1600億円)増やすという野心的な計画がある。
また、ターゲットはリーバイスのようなブランドともコラボレーションを行っており、チャンピオン(Champion)およびワービーパーカー(Warby Parker)と、それぞれ今後のコラボレーションおよび店舗内ストアを発表した。サンドー氏は、これらのパートナーシップを実現するためにIRLイベントとアクティベーションがますます重要な部分になりつつあると述べている。
「イベントでの実験をはじめている。昨年はダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)と協力し、一部の店舗にアーティストを招いて、同社のラップドレスを着ている姿のスケッチを描いてもらった」と、サンドー氏は述べる。
しかし、デザイナーとのコラボレーションはターゲットのビジネスの一部にすぎない。ほかの大きな部分がターゲット自身のブランドで、そのいくつかは10億ドル(約1440億円)を超える売上を生み出している。
「当社の一部ブランドは、そのカテゴリーで最大のブランドに属する。当社の子ども向けブランドのキャットアンドジャック(Cat & Jack)は、世界でもっとも大きな子ども向けブランドのひとつだ」と、サンドー氏は述べる。
D2Cやプライベートブランド戦略を強化
ターゲットには45を超えるプライベートラベルのブランドがあり、ビジネスのかなりの部分を占める。合計では年間300億ドル(約4兆3200億円)を超える収益をターゲットに生み出しており、これは同社の総売上の3分の1に及ぶ。
大手ブランドとのコラボレーションや、ターゲットのプライベートラベルのほかに、小規模なブランドもターゲットのビジネスで重要な役割を果たしていると、サンドー氏は述べている。
「D2Cブランドを店舗に展開し、注目を集めるよう支援することにおいて、大成功してきた。数週間前にはベッドブランドのパラシュート(Parachute)をローンチし、反響は素晴らしいものだった。これにより、当社のベッドのビジネス全体が底上げされた。当社にも独自のベッドブランドとしてカサルナ(Casaluna)があり、パラシュートによってカサルナが底上げされた。すべてのブランドが、重要な分野に独自の信頼性をもたらすことができる」と、サンドー氏は述べている。
[原文:Target chief merchandising officer Jill Sando on Target’s collaborations with DVF, Kate Spade and more]
Danny Parisi(翻訳:ジェスコーポレーション 編集:坂本凪沙)
