『劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット』映画版ポスタービジュアル©︎「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会

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 2024年9月にMBSのドラマフィル枠で放送された『スメルズ ライク グリーン スピリット』を再編集した『劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット』が、6月より全国公開されることが決定。あわせて、映画版ポスタービジュアルが公開された。

参考:荒木飛羽、『スメルズ ライク グリーン スピリット』に手応え 「心のよりどころになれば」

 本作は、2024年9月にMBSのドラマフィル枠で放送された『スメルズ ライク グリーン スピリット』を再編集し、さらに原作、ドラマにもないオリジナルエピソードも入れた劇場版。2011年から2012年まで『コミック Be』(ふゅーじょんぷろだくと)で連載され、2012年と2013年に「SIDE A」「SIDE B」の計2巻として単行本化された永井三郎による同名漫画を原作に、10年以上の時を経て実写ドラマ化するひと夏の淡い青春ストーリーだ。閉鎖的な平成の田舎を舞台に自分のアイデンティティに目覚め、こっそり口紅を塗る少年・三島フトシと彼を取り巻く少年たちの姿を描いていく。

 平成のド田舎の男子学生・三島フトシ(荒木飛羽)は、髪が長く、なよなよしているという理由から、バスケットボール部に所属するクラスメイト・桐野マコト(曽野舜太)率いるグループにイジメを受けている。しかし三島は抵抗するすべもなく、隠れて口紅を塗ったり、女性ものの服を着たり、“カワイイ自分に変身する”という日課が心のよりどころになっていた。そんなある日、三島が屋上にいると、以前なくした口紅を桐野が自らの唇に塗ろうとしていることを目撃し…。“本当の自分”を隠して学校生活をおくる桐野、“なぜか”三島に強く当たるイジメグループの一人・夢野太郎(藤本洸大)、“やたら”三島を気に掛ける新任の社会科教諭・柳田(阿部顕嵐)。自分のアイデンティティに目覚める三島の存在をきっかけに、桐野・夢野・柳田の“秘めたる感情”が徐々に明かされていく……。

 クラスで浮いていて“髪が長い”という理由で、同級生からいじめられるが抵抗せず、唯一の心のよりどころが、隠れて母親の口紅を塗ったり、服を着たりすることが日課となっている主人公・三島フトシ役を荒木飛羽。「本当の自分」を押し殺し、クラスで浮いていて“髪が長い”という理由で、主人公・三島フトシをイジメるグループのリーダーで、ある日、三島が落とした口紅を自らの唇に塗ろうとする桐野マコト役には、曽野舜太。三島に対し強く当たってしまう、バスケ部に所属するクラスのムードメーカー・夢野太郎役には、藤本洸大。どこか訳アリな様子もうかがえる都会から閉鎖的なド田舎に転任してきた社会科教師・柳田役に、自身初の教師役となる阿部顕嵐が怪演している。

 あわせて公開された映画版ポスタービジュアルでは、三島を演じる荒木が、一人教室から校庭に眼差しを向けている写真をメインに使用。日常の中で、「本当の自分」への目覚めと揺らぎが入り混じった荒木、そして二度と戻らない青春を切り取った曽野、藤本、阿部の表情を捉えた印象的な写真がデザインされている。なお、撮影は映画監督の枝優花が担当した。

 今回、映画化にあたり、主演の荒木、曽野、藤本、阿部、そして澤田監督からはコメントが到着。荒木は、「特に、三島と桐野が初めて心を通わせる屋上のシーンは、スクリーンで観るのが楽しみで仕方ありません!」と映画化に向けての想いをコメントし、曽野は「スクリーンで観ることで、桐野と母の静かな対話や、何気ない瞬間の中にある繊細な感情が、より深く届けられると思います」とスクリーンで観る魅力をコメント。

 さらに藤本は「夢野というキャラクターと向き合った日々は、僕にとっても大切な時間だったので、さらに多くの方にこの作品を届けられたら良いなと思っています」と本作への特別な想いを寄せ、阿部は「映画に向けて新しいシーンの撮影をしたんですけど、久しぶりにスタッフの皆さんと会えて、楽しく素敵に撮ってもらえました」と映画オリジナルシーンについてもコメントを寄せた。

 そして、ドラマに続きメガホンをとった澤田育子監督は「もしかしたら、誰もが自己を投影できる物語なのかもしれません」と、彼らの夏がどこか自分たちにとって懐かしい物語だったことに触れている。

 また、本作の映画化・公開を記念して、キャスト&スタッフ陣登壇の完成披露上映会イベントが5月26日に開催されることが決定。本上映会では、いち早くスクリーンで本作を鑑賞でき、さらに上映後のトークイベントでは、荒木、曽野、阿部、 澤田監督、そして本作の音楽を担当した中村中が登壇する。イベントの詳細は映画公式サイトにて。

■コメント・荒木飛羽(三島フトシ役)映画化が決まり、驚きと嬉しさでいっぱいです!特に、三島と桐野が初めて心を通わせる屋上のシーンは、スクリーンで観るのが楽しみで仕方ありません!この物語が、誰かの心に寄り添うきっかけになれば嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください!

・曽野舜太(桐野マコト役)『スメルズ ライク グリーン スピリット』が映画になります!再び桐野マコトとして皆さんの前に立てることが、本当に嬉しいです。スクリーンで観ることで、桐野と母の静かな対話や、何気ない瞬間の中にある繊細な感情が、より深く届けられると思います。人を想うことの形や温度を、劇場で感じていただけたら嬉しいです。

・藤本洸大(夢野太郎役)夢野太郎役、藤本洸大です。映画化されると聞き、本当に嬉しく思います。僕が一番青春を感じた三島と桐野が自転車を漕いでいるシーンを大きなスクリーンで観られることが楽しみです!何よりも、夢野というキャラクターと向き合った日々は、僕にとっても大切な時間だったので、さらに多くの方にこの作品を届けられたら良いなと思っています。ぜひ劇場にて、皆様それぞれがこの作品から感じ取れたものを心に刻んでいただけたら嬉しいです。

阿部顕嵐(柳田役)皆さんが観てくださったから映画化します、ありがとうございます。映画に向けて新しいシーンの撮影をしたんですけど、久しぶりにスタッフの皆さんと会えて、楽しく素敵に撮ってもらえました。あの少し影がある綺麗な夏を大きなスクリーンで観れるのが僕も今から楽しみです。是非お楽しみに!

・澤田育子(監督)作品を装い新たにスクリーンに投映できること、非常に嬉しく思います。誰かのことを思ったり、誰かのことを思うが故に自分と闘ったり、誰かにとっての「正しさ」が誰かの「痛み」であったり。豊かで自由な大自然薫る中で、迷いながら、願いながら、どうしようもない息苦しさで踠き続ける。不器用に、真っ直ぐに、時に残酷に、滑稽に。けれど。誰かを思う根底には、優しい風が流れている。優しい風がいっぱい集まって、世界が平和でありますように。もしかしたら、誰もが自己を投影できる物語なのかもしれません。スクリーンで御覧いただけたら幸いです。惜しみない愛と技術で尽力してくれたスタッフ&キャストに、最大級の感謝です。thanks & love!(文=リアルサウンド編集部)