老けない肌になる「抗酸化栄養素」4つ。上手に食べて、美肌度アップ
私たちの肌は酸化により老けてしまうもの。そこで若々しさをキープするために取り入れたいのが、内側からの「抗酸化ケア」です。皮膚科専門医の小林智子先生に、肌老化の原因や4つの美肌栄養素、おすすめ抗酸化フードを教えてもらいました。

酸化ストレスにより肌老化は進みます
よく耳にする「肌サビ」とは、酸化が引き起こす肌老化のこと。
「私たちが生きていくために必要な酸素は体で利用される際、酸化物質である“活性酸素”を生み出します。これがいわゆる“肌サビ”の原因です。活性酸素が多く蓄積される酸化ストレスにより、肌のハリを支えるコラーゲンが分解されてシワやたるみが増えたり、シミが濃くなったりします。また皮脂は酸化すると“過酸化脂質”という物質をつくり、毛穴が黒ずんで目立つようになります。つまり酸化により肌は老けてしまうのです」
と、皮膚科医の小林智子先生。しかし、活性酸素の発生をゼロにはできないため、肌の酸化を防ぐには発生量を減らしたり、働きを抑える抗酸化ケアが必要です。
「とくに春は、生活環境の変化による精神的ストレスや紫外線量が多くなるため、酸化ストレスが増える季節ともいえます。肌サビを防ぐために、外からの紫外線カットと同時に、抗酸化作用のある食材をとるインナーケアも積極的に心がけましょう」(小林智子先生、以下同)
●そもそも酸化ってなに?
酸素による反応のこと。リンゴが空気に触れると茶色く変色するのも酸化です。酸化により体内で処理できないほど活性酸素が蓄積されると肌老化が加速。
“肌サビ”と闘う美肌栄養素ベスト4

“肌サビ”の予防には、抗酸化作用のある栄養素をとるのがいちばん! 組み合わせることで相乗効果も期待できます。
●ビタミンA
粘膜を丈夫にし、ターンオーバーを促進
美肌を助けるビタミン。動物性食品に含まれるレチノールのほか、色の濃い野菜に含まれ、必要に応じて体内でビタミンAに変わるβ-カロテン(カロテノイド)があります。
●ビタミンE
抗酸化&血行促進で肌老化の速度をダウン
アンチエイジングに注目されているビタミン。脂質の酸化を抑え、酸化ストレスの蓄積を防ぎます。また、血行を促進して肌に栄養を届けるほか、バリア機能を強化する効果が。
●ビタミンC
ハリを助け、シミケアも。美肌効果を多彩に発揮!
皮膚や血管を丈夫にする、コラーゲンの産生を助ける、シミの原因・メラニンを抑制するなどの効果が。ただし、すぐ消費されて汗や尿で排出されるため、こまめな摂取が大事。
●ポリフェノール
植物性食材に含まれる抗酸化作用が強い成分
渋みや苦み、色素の成分で、さまざまな植物性の食品に含まれています。その種類は8000以上! 有名なものにカテキン、アントシアニン、カカオポリフェノールなどがあります。
【POINT】複数の栄養素がとれる食事も意識しましょう!
それぞれの栄養素は働きも異なるため、同時に摂取した方が相乗効果を期待できます。紫外線が増える季節、外出前の朝食に、意識的に取り入れてみて。
小林先生おすすめの抗酸化メニュー2つ
ビタミンA・C・Eが豊富で美肌に最強! ミネストローネ&ニンジンしりしりをご紹介します。

「ミネストローネ」は、ニンジン、セロリ、タマネギ、ササミ、トマト缶の素材とコンソメなどを電気圧力鍋に入れるだけ。

「ニンジンしりしり」は、油で軽く炒めてから、みりん&砂糖&しょうゆで味つけし、卵を割り入れて完成です。
