「旋風」キム・ヒエ“作品を3回視聴…何度見ても新しい発見があった”
キム・ヒエは、パク・ドンホ(ソル・ギョング)の暴走に立ち向かって、次の政権を独占しようとする野心家の経済副総理チョン・スジン役を演じた。彼女は、チョン・スジンというキャラクターについて、「実は悪人ではなかったんです。むしろ被害者的な面もあります。すごく心が痛いし、愛着が持てるキャラクターでした。演じる側としても、最初は悪役だと思っていたのですが、この人は政治的な欲もそこまでなかったように思います。政治のスケープゴートだと思いました。最初は、スジンは悪い政治家であり、パク・ドンホという善良な人を苦しめる人物だと思っていました。でも、台本を読んでストーリーを知るにつれて、『この人も悪人ではないんだ、人間的な人なんだ』と思いました。とても魅力的だと思いました」と語った。彼女はチョン・スジンの最後について「もう政治はしないんじゃないかと思いました。シーズン2は無理ですね」と笑った。
さらに彼女は「夫婦の世界」以降、再会した俳優キム・ヨンミンについて「実際より、画面で見た時の演技がとても良かったです。やはりすごいと思いました」とし、「他の俳優たちからもものすごく刺激を受けました。例えば、イ・ヘヨンさんが私の夫役で出演しますが、昔、別の作品で私の部下役で出演したことがありました。その時も良い方であることは知っていましたが、とても真面目にコツコツと、黙々と演技をされていました。その年になると、体がすぐに壊れてしまうのですが、健康も維持していました。演技も長くやっているとマンネリになりやすいですが、本当にそのような演技ではありませんでした。そのような演技をするためには、家でものすごく練習をたくさんしなければなりません。俳優のフィールドでは、どれほど練習したかが分かります。口で、目で覚えた演技ではないんです。本当に何万回も暗記してやらなければならないんです」と絶賛した。
演技に対する思いも語った。キム・ヒエは「今回の作品だけでなく、歳月が経つにつれて感じたことです。昔は『視聴者の皆さんに私の演技を見てほしい』と思っていました。その次は、監督やスタッフが私の演技に満足してくれたらいいなと思っていました。でも最近は、目の前の俳優の演技を最大限サポートしたいと思うようになりました」と話し、「もちろん、視聴者や監督に好評してもらったらもっといいですが、今のスタンスは、目の前の俳優が私によって、より良い演技ができればいいなと思います。ペースメーカー的な役割というか。私も歳を重ねて、仲間や先輩もいますが、後輩と一緒にやることが多いじゃないですか。私が先輩だからといって、私の前で萎縮したり、固くなったりせず、上手に演技ができるようにするのが私の目標ではないかと思います。私も十分に褒められてきたんですけど、(私一人で)目立つのも良くないと思います」と自身の信念を語った。
演技の悩みについて尋ねると、「やらなければなりません。若い後輩もやっているし、私がもっと上手にはできなくても、やらなければなりません」と話し、「今は気楽な生活演技をしたいです。私は(生活にもとづいた演技が)得意です。あまりにも劇的でドラマチックなものをやってきて、セリフもドラマチックで緊張感のあるものをやってきました。気楽な演技が得意なのに、監督たちがそれを忘れているようです。私の得意なものを見せたいです。私は何でもできます。でも、強烈なキャラクターだけやっていたんです」と冗談を言って笑いを誘った。ただ、切ないロマンスについては「それはもう」と笑い、「もう十分です」と答えた。

