【採点寸評|神戸】フィニッシュなどクオリティの向上は必要だが...佐々木の決勝弾は狙い通り![J1第28節 神戸 1−0 C大阪]

[J1第28節]神戸 1−0 C大阪/9月23日/ノエビアスタジアム神戸
Jリーグは9月23日、J1第28節の6試合を各地で開催。ノエビアスタジアム神戸ではヴィッセル神戸対セレッソ大阪が行なわれ、神戸が1−0勝利した。
神戸はスコアレスで迎えた59分に、佐々木大樹のゴールで先制。この1点を守り抜き、2試合ぶりの白星。勝点を55に伸ばした。
【PHOTO】神戸の出場14選手&監督の採点・寸評。勝利の立役者は佐々木&初瀬の左サイドコンビ。山口の運動量は驚異的だった
▼神戸のチーム採点「6.5」
優勝戦線生き残りへ強い覚悟で臨んできたC大阪に対し、前半から球際で一歩も引かずに高い強度で戦ってみせた。
ジャッジにフラストレーションを溜める部分もあり、プレーが荒くなってしまう場面も見られたが、最後まで勝利への強い意欲をチームとして示し、勝ち切ったことが何より大きいと評せる。
フィニッシュなどクオリティの向上は必要だろうが、後半アディショナルタイムに、相手のカウンターを一気に3、4人が囲んで止めたシーンは圧巻だった。最後まで走り、戦い抜く姿こそが、吉田孝行監督のもとでの神戸スタイルであり、気温が低くなってきたこの季節に真骨頂を取り戻しつつあるのだろう。
決勝点も初瀬亮からのフィードに抜け出した佐々木が冷静に決めた、狙い通りの見事なものだった。
次節は横浜との頂上決戦。そのゲームへ勢いよく臨めそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。