樋口武大さんのYouTubeチャンネルより

写真拡大

格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家の樋口武大さんが2023年4月26日、「自分のYouTubeにも出演していた友達が逮捕されました」と前日に報告していた人物が平綿由政容疑者(34)だとして、改めて謝罪した。

樋口さんはしばらくの間、SNSでの発信を休止するという。

「報道にある通り、僕の友人でもある平綿由政が先日逮捕されました」

樋口さんは25日夜、ツイッターで「自分のYouTubeにも出演していた友達が逮捕されました」と報告し謝罪していた。人名などは明かさず「状況などが、分かり次第、詳しく僕の口から説明をさせて頂きます」としていた。

神奈川県横浜市で22日、同じ集合住宅に住む男性をナタのようなもので切りつけたとして平綿由政容疑者(34)が逮捕されたという報道があった。複数のメディアが報じた写真や動画では、平綿容疑者の右目の下や左の首元にタトゥーが入っていた。

タトゥーなどの特徴から、樋口さんのYouTubeやツイッターに「よしお君」として出演していた男性が平政容疑者ではないかとするリプライが樋口さんに寄せられていた。

樋口さんは26日、YouTubeに「自分のYouTubeに出演した友人が逮捕されました、少しの間、全てのSNSの投稿を自粛します」との動画を公開。「報道にある通り、僕の友人でもある平綿由政が先日逮捕されました」と切り出し、謝罪した。

「平綿は僕のYouTubeにもたまに出演をしてくれてまして。彼を応援してくれる方がたくさんいまして。そういった方々を裏切ってしまったことを大変申し訳なく思い、皆様にはご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした」

「あんな見た目はしてるんですけど、意外と根は真面目だった」

樋口さんは事件について「いかなる理由があるにしろ、一般人男性を凶器で殴打することは言語道断であり、許せないことだと思ってます。被害者男性の方には一刻も早い回復をお祈りいたします。誠に申し訳ございませんでした」として再度頭を下げた。

平綿容疑者とは、数年前に先輩を介し紹介された仲だったという。当時同い年の友人がいなかった樋口さんは、同い年だった平綿容疑者とすぐに打ち解けた。「まぁ親友っていう間柄だったんですかね」と振り返り、「僕が地方で試合の時とかセコンドで来てくれたりだとか、僕が入院して大怪我した時は見舞いに来てくれて看病してくれて、入院のサポートしてくれたりだとかして」と関係は深かったようだ。

樋口さんは平綿容疑者の性格についてこう評している。

「あんな見た目はしてるんですけど、意外と根は真面目だったというか。性格は真っ直ぐで、結構慕っている人間も多かったです。正義感も強くて。ただその強すぎる正義感が故に、ちょっと危ないってのは僕も心当たりがありまして。本当に今回、彼のそういった暴走を止められなかったことがとても悔しく思ってます」

「彼の更生の手助けをできたらなと思ってます」

事件は捜査中で「僕の口からまだ詳しいことは言えない」としたものの、「もし彼が出てきたら、彼よく話し合って、もう2度とこういった事件は起こさせないように、彼の更生の手助けをできたらなと思ってます」と言葉を探しながら語った。最後に「この度皆様にはご迷惑おかけしまして大変申し訳ございませんでした」としてもう一度頭を下げた。

樋口さんは26日、ツイッターでも本件について投稿している。

「自分が友人を動画のネタにしお金稼ぎをしてるとありましたが、広告はつけてませんし、案件も急遽お断り致しました。凶悪な人間を世に出してYouTubeで発信してしまったこと、対し大変申し訳なく思っており、批判的なコメントも真摯に受けとめます」(原文ママ)

続くツイートでは「平綿由政は僕のYouTubeの出演していただけであって警備会社には所属もしてませんし、勤務もしてません。どうか警備会社やお店の名前を出して批判は辞めて頂けたらと思います」と呼びかけ、「また皆さまの意見を真摯に受け止めてSNS活動を少し間、自粛しようと思います」と宣言した。