中国共産党の王滬寧政治局常務委員(右)と会談する国民党の夏立言副主席=国民党提供

写真拡大

(台北中央社)中国を訪問している野党・国民党の夏立言(かりつげん)副主席(副党首)は10日、北京で中国共産党序列4位の王滬寧政治局常務委員と会談した。これを受け游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)は11日、共産党は台湾侵略のためにあらゆる手段を講じていると指摘。「台湾は団結すべきだ」とくぎを刺した。

夏氏は会談の席上、台湾海峡の平和維持を重要目標とし、交流と対話を続ければいかなる困難も解決できると語ったとされる。

游氏はこの日、台米関係をテーマにしたシンポジウム出席前にメディアの取材を受け、台湾が自分の生活と民主主義を守るためには、自衛の方法を考えなければならないと主張。共産党に侵略された場合、台湾の自由や民主主義、基本的人権などの普遍的価値はなくなってしまうと警鐘を鳴らした。

また与党・民進党も10日、両岸(台湾と中国)は平和や対等、民主主義、対話の原則の上でこそ秩序ある良好なコミュニケーションができると指摘。国民党は共産党の期待に応えられるか否かだけを気にしており、台湾の主流の民意と乖離(かいり)していると批判した。

(蘇龍麒、黄雅詩/編集:齊藤啓介)