台湾の救助隊に現地の人々から差し入れ続々 在留台湾人も被災地を支援
8日、温かい食べ物を買いに行った台湾の救助隊メンバーは、その服装を見た店主から無料で3割増量してもらうサービスを受けた。隣の果物屋からはオレンジを、肉屋からは肉2皿をそれぞれ差し入れられ、感謝の思いが示されたという。
地震の発生を受け、トルコ在住の台湾人もすぐさま物資の寄贈に向けた動きを自発的に開始。現地でビジネスを行う台湾人はエネルギー補給食品を救助隊に渡すよう記者に依頼し、自家用移動手段を出して被災地に乗り込んだ。メッセージアプリの在留台湾人グループにも寄付に関する問い合わせが相次いで寄せられ、トルコ語に精通した人は被災地に物資を届けるボランティアを買って出た。
トルコに投資する台湾の海運会社、陽明海運は1万5000米ドル(約197万円)をトルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)に寄付した。同社の張見陸トルコ代表は、金額は大きくないものの、少しでも被災地支援に協力できればと話した。同社の現地法人は物資を被災地に届ける活動を立ち上げており、従業員からは熱烈な反応が示されているという。
アドゥヤマンで救助活動に当たる内政部(内務省)消防署の許郁文指揮官は8日、中央社の取材に対し、現時点で把握している情報によると行方不明になっている人は半径1キロ内で約10〜15人に上っていると明かす。氷点下4度という寒さや多くの建物が構造の脆弱さによってミルフィーユのように倒壊している事情もあり、救助活動の難易度が高まっていると説明した。また移動手段が限られており、捜索活動の範囲の拡大も難しいという。許氏は、現地政府のニーズに応じて活動の日数を決めるとしている。
(鍾佑貞/編集:名切千絵)
