日本には留学で来日してそのまま移り住んだ人など、日本に定住している中国人は多い。中国のQ&Aサイトにはこのほど、「日本に定住することにした理由」を質問するスレッドが立ち上げられた。帰国したくなくなるほど日本の生活が楽しいのか、知りたいようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には留学で来日してそのまま移り住んだ人など、日本に定住している中国人は多い。中国のQ&Aサイト知乎にはこのほど、「日本に定住することにした理由」を質問するスレッドが立ち上げられた。帰国したくなくなるほど日本の生活が楽しいのか、知りたいようだ。

 日本に定住している多くの中国人が、それぞれの理由を紹介しているが、ほとんどは「日本の生活が楽しい」というよりも、「より快適」または「中国よりまし」だから、と答えていた。特に多かったのが、「日本は家が安く、給料が高い」という指摘だった。ある人は夫婦の稼ぎだけで高層マンションを買ったそうだが、「上海だったら一生の稼ぎをつぎ込んでも頭金も払えない」と、日本の住宅の安さを伝えている。中国人にとって、「家を買える」だけでも十分に日本に定住する理由になるようだ。

 また、子どもがいる家庭では日本の「子育て支援」が魅力的のようだ。子どもの医療費や幼稚園の無償化などのおかげで、日本は子育て世帯に優しい社会になっている。さらに、仕事環境の良さを指摘する中国人ユーザーも多く、休みをきちんともらえて、残業代が出るだけで十分に満足だという声も聞かれた。それだけ中国企業は雇い主の力が強く、ブラックになりやすいのだろう。

 また、海外に住んでいるおかげで「干渉されない」で済む、という中国人ユーザーもいた。中国の人間関係は、家族や同郷の人、同級生、同僚などとの関係が密で、人情味がある。もちろん良い面もあるが、過干渉になりがちで、結婚や出産、子育て、家や車の購入など、他人のことに何でも口出ししてくるものだ。そのため、「日本の職場では結婚しろと言われないので気が楽だ」という中国人ユーザーや、「日本に住んでいると比較されないので良い」と精神的な利点を指摘していた。

 日本に定住する理由は様々だが、異国という不便さを補って余りあるほど、日本での生活には快適、また気楽なところがたくさんあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)