100均vs有名メーカー! どちらのワイヤレスマウスを選ぶ?

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パソコンを操作する上でもっとも手に触れるのが、キーボードとマウスだ。
とくにマウスは、ワイヤレス化が進んだことで、現在のパソコン操作においては必要不可欠なツールとなっている人も多い。

以前は高価だったワイヤレスマウスだが、最近はダイソーのような100円ショップでも入手できるようになっている。一方で、大手メーカー製のワイヤレスマウスは、1万円を超える製品もある。

いったい、両者はどこがちがうのか?

価格、デザイン、機能の3点に絞り、100円ショップと有名メーカーのワイヤレスマウスを比較してみた。


■40倍以上の価格差あり(価格編)
今回比べてみた100円ショップと有名メーカー製マウスは、下記。
・100円ショップ:ダイソー「ワイヤレスマウス」(以下、ダイソーマウス)
・有名メーカー:ロジクール「MX MASTER 3」(以下、MX MASTER 3)

価格は、
・ダイソーマウス 330円(税込)
・MX MASTER 3 直販価格1万4,850円(税込)

2モデルの価格を比べると、40倍もの差がある。
MX MASTER 3を1台購入する金額で、ダイソーマウスが40個も購入できてしまうわけだ。



左がMX MASTER 3、右がダイソーマウス



■ダイソーマウスはユニバーサルデザイン(デザイン編)
形状は、いずれのマウスもしなやかなカーブがあり、手によく馴染む。

ダイソーマウスは、330円とは思えないほどのクオリティで、驚かされる。
デザインは左右対称で、左利きの人でも違和感なく使えるユニバーサルデザインとなっている。本体サイズは、手が小さめの筆者でも若干小さく感じたが、すぐに慣れた。

MX MASTER 3は、近未来的な形状で、見ためにも高級感がある。
ダイソーマウスと比べれば、かなり複雑な形状といえる。
右利き専用に作られており、右手親指の位置にサムホイール、戻る/進むボタン、ジェスチャーを配置するなど、利便性も高い。
こちらも手に握りやすいが、初見として筆者には若干大きく感じた。こちらもすぐに慣れる。


大きさや形状、ボタンの数や位置も異なる2つのマウス



■機能は価格だけの差がある?
ダイソーマウスは、光学式のワイヤレスマウスだ。
ボディカラーは、ブラック、ホワイト、シルバーの3色がある。
無線周波数 2.4GHzであり、マウスに付属のUSBレシーバーをパソコンに装着すれば、すぐにマウスを使用することができる。

USBレシーバーはマウス本体の裏面に収納できる。本体は小さいので、携帯にも便利だ。
3ボタンのホイール式マウスで、CPI(Counts Per InchI)ボタンは800/1600/2400dpiの3段階の切り替え。電源は単四乾電池×2本。

MX MASTER 3は、レーザー式のワイヤレスマウス。
ボディカラーは、グラファイト(MX2200sGR)とミッド グレー(MX2200sMG)の2色。

レーザー式という点がダイソーマウスとは異なる。
レーザー式は、光学式が苦手とするガラスや光沢素材の上でも使用できるのは大きなメリット。CPI(Counts Per InchI)は、200dpiから4000dpiまで50dpi刻みで設定できる。

パソコンとの接続には付属Unifyingレシーバー、またはBluetoothを使用する。最大3台までのパソコンと接続ができるのも便利なポイント。
Easy-switchボタンを押すことで、マウスの接続先を切り替えられる。
バッテリーは充電式リチウムポリマーで、1分間の急速充電で約3時間使用できる。


■ボタンやホイールの違いが作業効率の差へ(操作編)
実際に両者を使用してみると、使い勝手の差を実感できる。

ダイソーマウスは、ホイールで画面をスクロールできるのだが、「進む/戻る」ボタンが搭載されていない点が残念。

「進む/戻る」ボタンがないと、たとえばウェブブラウザで画面を切り替える際、元のページに戻したり、先のページに進めたりする作業がマウスだけではできない。
Webページの「進む/戻る」はウェブブラウザ上からもできるが、マウスカーソルを移動させて操作するのは意外に面倒なのだ。

一方MX MASTER 3は、「進む/戻る」ボタンだけでなく、ホイールの操作性も優れている。
ホイールでは、
・低速に操作 画面がゆっくり動く
・高速に操作 画面が素早く動く
この操作性は両マウスとも同じように思えるが、MX MASTER 3は高速に操作すると、ホイールから指を離しても、ホイールが回転したままになる。

縦長のWebページや、表データが大きいExcelファイルなどでは、MX MASTER 3のほうが使い勝手は各段に上がるだろう。

さらにMX MASTER 3は、サムホイールを備えている。
サムホイールにより、横スクロール(水平方向)の操作が可能となる。
このため、Excelなどは上下左右への移動を操作できる。
とくに画面の狭いノートパソコンなどで、大きなExcelファイルを扱う際は、使い勝手に差が出るだろう。


人差し指で縦方向(垂直方向)、親指で横方向(水平方向)をスクロールできる



■カスタマイズできるMX MASTER 3(アプリ編)
専用ソフトウェアLogicool Optionsなどを利用したカスタマイズ機能が充実しているのもMX MASTER 3の特徴だ。

Logicool Optionでは、ポインタやスクロールの速度、各ボタンの割り当てなどを自分の好みにあわせて変更ができる。

Logicool Flowは、2台または3台のパソコンを同時に使用するときに便利なソフトウェア。
マウスカーソルを画面の端に移動させるだけで、ほかのパソコン画面に移動できるので、違和感なくパソコン間を行き来できる。
たとえば、2台のパソコン間で、テキストや画像、ファイルなどをやり取りしたいときは、USBメモリーやクラウドストレージ経由で移動する必要があるが、Logicool Flowを使えばコピー&ペースト操作で完了できる。
こうした操作はWindowsとMac間でも、同様の操作ができるので、両機種を利用している人にも便利だ。


MX MASTER 3では、ポインタやスクロールをカスタマイズできる


ダイソーマウスは、機能はシンプルで通常の操作に限られる。
一般的な操作で困るころはない。なにより、価格は安いのは最大のメリットだろう。
Excelなど仕事上で作業の効率化が必要ない人なら、十分に役立つ。

一方、MX MASTER 3は高価な分、機能とカスタマイズ性に優れている。
仕事でExcelや動画・写真の編集をするという人には大きなメリットにとなる。
とはいえ、機能の多さやカスタマイズ性は、通常操作しかしない人にとっては、難しい、煩雑さと感じることだろう。

ダイソーマウスとMX MASTER 3は、40倍の価格差がある。
しかし、どちらも自分の使い方、利用シーンを理解してチョイスすれば、高い満足度をえられるだろう。


ITライフハック 関口哲司