旧日本海軍は1922年に日本初となる航空母艦「鳳翔」を竣工し、その後次々と空母を建造していった。当時は世界でもトップクラスの海上戦力を誇ったが、その後の敗戦で日本の戦力は大きくそがれ、制限を受けることとなった。(イメージ写真提供:123RF)

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 旧日本海軍は1922年に日本初となる航空母艦「鳳翔」を竣工し、その後次々と空母を建造していった。当時は世界でもトップクラスの海上戦力を誇ったが、その後の敗戦で日本の戦力は大きくそがれ、制限を受けることとなった。しかし、それでも日本は今なお強力な海上戦力を持っていると言えるようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、日本の現在の海上戦力について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、敗戦国である日本は空母を保有できないはずだが、ヘリコプター搭載護衛艦を複数保有していると指摘した。日本はこれらを「空母」とは決して呼ばずに「護衛艦」と名乗っているが、実質的には空母と変わらないとしている。そして現在、日本は正式な空母に改修することを決めていると警戒感を示した。実際、第二次世界大戦中には多くの艦艇を空母に改造した実績があると指摘している。

 とはいえ、記事によると日本にも弱点があるという。それは「人口が少ないこと」で、空母の建造と運用には非常に多くの企業が関わり、莫大な規模の人手が必要になると主張した。そして、多くの国で空母が建造・運用できないのは技術や資金の問題ではなく「人が足りない」ためで、日本の人口では本格的な空母建造とその後の運用は無理なので「軽空母」しか作れないと主張している。

 それで記事は、結論として「よほどのことがない限り、海上戦力で日本が中国を上回るのは難しい」と主張した。しかし、「日本は中国の隣国であり、その野心を考えると常に警戒を怠るべきではない」と注意を促している。すでに2隻の空母を就役させ、さらに別の空母を建造中と言われる中国が大きな自信つけている様子が見て取れるが、それでも日本の海上戦力に恐れを感じているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)