最近話題の「膣トレ」。雑誌やニュースサイトなどで膣トレについての記事を読んで、意識している方も多いのではないでしょうか。今回は膣トレに励んでいる方やダイエット中の方に向けて、膣トレの効果を劇的にアップさせる「膣冷え対策」について、「あんしん漢方」の薬剤師、佐藤瞳先生に教えてもらいました。

痩せにくいのは膣冷えで代謝が低下しているせい?

膣冷えとは、女性の下半身やデリケートゾーンの冷えのことを指します。膣のあたりには内臓を動かす小さな筋肉がありますが、運動不足や不適切なダイエットによって筋肉が弱まると、内臓が冷えてしまいます。冷えるとからだの代謝が悪くなることから、膣冷えが、ダイエットを頑張っていてもなかなか痩せない原因となる可能性があります。

膣冷えは骨盤内の血行が悪いことが原因であることが多く、東洋学的には於血(おけつ)と呼ばれます。そのため、血行の改善や、体内に十分量の血を蓄えることが、膣冷え対策のカギとなってきます。

私って膣冷え体質?チェックリスト

自分の膣が冷えているのかどうか、チェックしてみましょう。以下のチェックリストを参考にして、自分の体調を分析してくださいね。

・下腹部、腰、太ももが冷たい
・体温は低めで35度台
・特に下半身がむくみやすい
・生理痛が重い、生理不順

1つでも当てはまる人は、膣冷え対策を行うと過ごしやすくなるかもしれません。この記事で紹介する解消法を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

膣を温める4つのヒント

骨盤底筋群を鍛える

膣冷えのキーになる筋肉は、骨盤底筋群です。この筋肉は表面に出ている大きな筋肉ではないため、始めのうちは意識にしくいかもしれません。しかし、トレーニングを続けていくうちに自分でも意識的に引き上げられるようになりますよ。

社交ダンスやバレエなどの体幹を使う運動を始めてみるのもいいですね。特にダンスエクササイズは音楽や会話を楽しみながら運動できるので、ストレス発散にもなり、おすすめです! その他にも、ヨガやピラティスも骨盤底筋群を鍛えるエクササイズとして有名ですね。

血行を良くする食事をとる

健康的な食事はからだづくりの基本です。ダイエットなどと称して、偏った食事をとるのはやめましょう。そのうえで血行をよくするには、血行を改善する食材と、血を補ってくれる食材の両方を摂ると効果的です。

血行を改善する食材

納豆、栗、オクラ、さんま、鮭、黒豆、うなぎなど

血を補う食材

黒ゴマ、キクラゲ、ほうれん草、黒豆、うなぎなど

黒豆やうなぎは血行を改善する働きと、血を補う働きの両方があり、膣冷えの人にはもってこいの食材ですね。

服装で膣冷えを防ぐ

膣冷え対策としては、外気によってからだを冷やさない工夫も大切です。腰周りが冷えない服装をするようにしましょう。特に女性はスカートを着用することが多いと思いますが、スカートは下から冷たい空気が入りやすく、冷えの原因となります。スカートを履くときは、ニットスカートなどを選んだり、あたたかい素材のショートパンツを重ね履きするなどして、膣冷えを避けるように工夫しましょう。
ホッカイロを下腹部や腰に貼るとか、よもぎ蒸しパッドを活用するなどの方法もおすすめです。

漢方薬で膣冷え対策/当帰四逆加呉茱萸生姜湯

膣冷え対策として、漢方薬はとても効果的です。冷えのような病名がつかない不調は、漢方の得意分野です。ここで漢方薬を服用して、膣冷えを改善できた例を1つ紹介します。

相談者さんは、かなり強い冷えを下半身に感じていました。ところが当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)という漢方薬を服用したところ、2週間後にはお腹周りの冷えが改善したとのことでした。

この漢方薬にはからだを温める生薬に加え、筋肉の緊張を緩める生薬や、むくみを改善する生薬も配合されています。そのため冷えに悩んでいる方やダイエット中の方に適した漢方薬なのです。

ただし、漢方薬はその人に合っているか否かが重要なポイントです。うまく合っていないと、効果が見込めないだけでなく、副作用がおきることもあります。漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもよいでしょう。気軽にスマホから、専門家へ個別相談を申し込むことができますよ。

膣冷え対策は冬本番前に始めよう!

今回は膣冷え対策についてお伝えしました。せっかく続けている温活やダイエットですから、最大限の効果を出したいですよね。本格的に寒くなってくる前に膣冷え対策を始めて、ヘルシーなからだを手に入れましょう!

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教えてくれたのは……

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
佐藤 瞳

製薬会社で臨床開発に従事後、「薬を実際に使っている患者さんの声が聴きたい!」との思いから、調剤薬局で勤務。病気を未然に防ぐライフスタイルや働く女性に役立つ漢方の情報を発信している。登録販売者試験講師としても活躍中。

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