新宿から30分、キャンプみたいなシェアオフィス
小田急電鉄は5月、ひと味違うシェアオフィス「ネスティングパーク黒川」を、多摩線・黒川駅(川崎市麻生区)前に開設した。橋上駅の階段を下りた先には、こぢんまりとした駅前広場を囲んで、キャンプ場と見まがうような芝生とログハウス調の小屋が並ぶ。
地域の個性
小田急は20年度までの中期経営計画に「日本一暮らしやすい沿線づくり」(星野晃司社長)を掲げる。郊外駅をエリアの中核となる“集客フック駅”と夜間人口の増加を目指す“くらしの拠点駅”に分け、地域の個性に合わせた“仕掛け”づくりに取り組んでいる。
ネスティングパーク黒川も、多世代が暮らしやすい機能を駅周辺に集積させる取り組みの一環。シェアオフィス棟とともに、4棟の小屋には、店舗やワークショップに使える個室を並べた。地域住民の交流や起業欲を喚起する“仕掛け”だ。
「生活スタイル変化の中で職住近接のニーズがでてくる」(生活創造事業本部開発推進部担当者)と想定。ニュータウン再活性化のモデルケースを狙う。(木曜日に掲載)
概要
1日の平均乗降人員は8582人(2018年度)で前年度比1.3%伸びた。各駅停車のみ停車し、新宿駅まで30―40分。
