「セブンペイ廃止」で漏れたコンビニ業界関係者の不安
セブンペイをめぐっては7月3日に、第三者が利用者本人になりすまし、登録したクレジットカードやデビットカードでチャージして、コンビニエンスストア「セブン―イレブン」の店舗で勝手に使う不正利用が発覚。同4日には新規登録とチャージを停止した。システムの脆弱(ぜいじゃく)性を指摘され、原因究明とセキュリティー対策の強化を進めてきたが、対応に時間がかかり、利用者の不安を払拭(ふっしょく)するのは困難と判断した。
セブンペイの廃止を聞いたコンビニ業界関係者は「コンビニ日本一の企業が手がけるペイメントサービスのセキュリティーの甘さが露呈した。今後、小売流通業界が提供するペイメントサービスはダメと思われるのでは」と不安視する。
さらに「セブンには『ナナコ』という認知度が高く、利用者も多い電子マネーがあるのに、なぜナナコを進化させたペイメントにしなかったのか。セブンペイを投入する必要があったのか」といった声も聞かれた。
7月31日時点でセブンペイの被害人数は808人、被害額は3861万5473円。セキュリティー強化の一環で、同30日には会員数が1650万人いるセブン&アイHDグループ共通のID「7iD」のパスワードを一斉にリセットし、パスワード再設定によるセキュリティー強化を打ち出している。
