検査員確保へ業界奔走…防火設備の法定点検が始まった
防火シャッターの点検対象数は約140万台にのぼる。文化シヤッターでは3月末時点で23万台の点検を完了し、残り30万台の点検を進めている。文化シヤッターサービスの笹渕俊二取締役防火設備メンテナンス事業部長は「自社製品分の点検はとっていかなければならない」と話す。文化シヤッターはグループ全体で国家資格を持つ検査員の数を、この2年で約200人増員し、2000人近くまで引き上げた。点検台数は毎年増えるため、早期に2600人に近づけたい考えだ。
LIXIL鈴木シャッター(東京都豊島区)では、検査員は現状不足していないが、検査時期の標準化を進めて、点検集中時に備える。
点検時はシャッター1台ごとに全開閉が必要だが、手動の巻き上げは大変な作業だ。多数の防火シャッターがある商業ビルでは、営業終了後の深夜に点検しなければならず、検査員らの働き方改革も課題に上る。
文化シヤッターでは巻き上げなどを手伝う検査補助員を約250人確保。笹渕取締役は「有資格者より補助員を増やさなければいけない」と話す。LIXIL鈴木シャッターでは検査補助員については派遣社員での対応を検討中だ。
