令和記念の限定IQOSが登場、随所に感じる日本へのただならぬ「想い」:電脳オルタナティヴ
フィリップ モリス ジャパン合同会社は同社が販売する加熱式タバコの「IQOS」シリーズに、日本の元号が平成から令和に改まるのを記念して「IQOS 3 NIPPON祝賀モデル」と「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」の2機種を発売すると発表しました。発売は、公式のIQOSオンラインストアが4月17日(水)の18:00、全国のIQOSストアやIQOSショップなどでは4月19日(金)の予定となります。

限定数に達し次第、販売終了となる数量限定となっており、各モデルとも1人につき1台まで購入可能。価格は「IQOS 3 NIPPON祝賀モデル」が1万1980円(税込)、「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」が9980円(税込)です。

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この両モデルは、昨年11月に発売された、同シリーズの最新モデル「IQOS 3」と「IQOS 3 multi」がベースとなっており、性能面は全く同じ。基本的には新たなカラバリが追加された形となりますが、そこにはフィリップモリスのただならない「想い」が秘められていることを察しざるにはいられません。

▲左から「IQOS 3 NIPPON祝賀モデル」のチャージャーとホルダー、「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」「和」のテイストを盛り込んだめでたさ全開のパッケージ

まずは、パッケージを見ていきましょう。さすが「NIPPON祝賀モデル」を冠するだけあって、随所に和のテイストと祝賀ムードが盛り込まれています。まずは、パッケージ。なんでしょう、こののし袋のようなデザインは。手にしただけでお祝いムードが一気に高まります。

▲「IQOS 3 NIPPON祝賀モデル」(左)と「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」(右)のパッケージ。ロゴが違うだけで基本的には同じ

▲横にすると「水引」部分が「I」と「Q」にも見えなくない気がするのは筆者だけでしょうか

加熱式タバコデバイスのパッケージにしては、スタイリッシュさと和のテーマ性が存分に伝わってくるデザインは、女流書家である「紫舟(ししゅう)」さんと、株式会社gtdi代表取締役ヘンリー・ホー氏のコラボによるもの。そりゃあカッコイイワケですね。しかし、外箱だけで驚いていてはこの先に待ち構える衝撃に耐えうることはできないでしょう。

祝賀モデルのパッケージは外箱と内箱の2重構造になっており、引き出すようにして内箱を取り出します。すると、内箱が屏風状に広がり、表面には赤地に金文字で何やら書いてあります。広げてみると紫舟さんによる「新」という文字が。まさに、改元により新時代を迎えるのに相応しい「書」と言えます。

▲パッケージ

▲側面から内箱を引き出します

▲まるで屏風!

▲祝賀ムードを盛り上げる「新」の書。インパクトが絶大です

次に、裏面を見てみると、なにやら小さい文字が。よくよく見てみると、歴代の元号がズラリと。最初の元号である「大化」から「平成」まで247個ならんでいます。残念ながら「令和」は書かれておらず、自分で書き加えるようにメッセージが記されていました。

▲右上が「大化」となっています。また4文字の元号も正確に記載されています

▲最後は「平成」で終わっています。まぁ普通に考えたら4月1日の新元号が発表されてからでは発注が間に合わなかったのでしょう純白と深紅を基調にした日本の国旗がモチーフ

さて、肝心のデバイスですが基本的には、IQOS 3とIQOS 3 multiと全く同じ性能です。「なんだただのカラバリか」と思うかも知れませんが、下手な機能がトッピングされるよりは、安定動作する現行モデルの信頼感も捨てたものではありません。

今回の祝賀モデルは、パッケージ同様に日本の国旗をモチーフにした赤と白が基調色になっています。しかし、なぜスイスに本拠地を置くグローバル企業であるフィリップモリスが日本の改元を祝したモデルなど出したのでしょうか。異国の地の改元に便乗したビジネスで一儲け、というほど単純なものではありません。これまでIQOSは日本で人気に火が点き、ユーザーの声を反映した改良が加えられるなどして、日本が加熱式タバコの一大市場にまで成長することができました。ある意味、IQOSは日本に育てられたと言っても過言ではなく、外資系企業とは言え、フィリップモリスとしても日本の新時代の幕開けを祝いたいという気持ちがあったハズです。その想いの現れが今回のモデルへとつながったのではないかと筆者は考えます。

▲「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」。真っ白な箱に深紅の色合いが映える!

▲内包物は通常と同じ。左からIQOS 3 multi本体、充電ケーブル、USBアアプタ、クリーニングキット

▲「IQOS 3 MULTI NIPPON祝賀モデル」

▲シャッター部分にも赤をあしらってワンポイントに

▲「赤」というよりは「深紅」もしくは「ワインレッド」というのが筆者の印象

▲「IQOS 3 NIPPON祝賀モデル」

▲本体部分は白、フロントパネルに赤を配色

▲起動ボタンに赤を使ってこちらもワンポイント


IQOSホルダーも同様に紅白のおめでたカラー

さて、今回の祝賀モデルですが、限定モデルを喫煙所でドヤるというより、どう考えてもコレクターズアイテムとして大切に保管すべきモデルのように思えます。筆者的にはこの純白部分が汚れてしまうのが、どうにも忍びなく、使用するとしても自宅専用機でしょう。仮に入手できたらやはり未使用のまま愛蔵品にしたいと思っています。

▲まさに紅白! 祝賀! 新時代!

▲フィリップモリスからのメッセージ
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