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text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

もくじ

ー はじめに ダイハツ・ミラ・トコットとは?
ー ダイハツ・ミラ・トコットのエクステリア
ー ダイハツ・ミラ・トコットのインテリア
ー ダイハツ・ミラ・トコットのシャシー
ー ダイハツ・ミラ・トコットのパワートレイン
ー ダイハツ・ミラ・トコットの装備
ー ダイハツ・ミラ・トコット 代表モデルスペック

はじめに ダイハツ・ミラ・トコットとは?

ダイハツは、ブランニューの軽乗用車「ミラ・トコット」を発売した。トコット(TOCOT)とは、“TO Charcter(自分らしさの表現)”、“TO Comfortableness(安全・安心、運転しやすさ)”、“TO Convenience(使いやすさ)”の頭文字(TO C)から着想を得た造語だという。

今年3月末にミラとミラ・ココアは生産終了したが、軽乗用車のベーシックモデル的存在であるミラ・イースとともに「ミラ」を冠ネームとして、ダイハツ製ボンバン軽の新たなラインナップを展開していく。

ミラ・トコットは「誰でもやさしく乗れる、エフォートレス(肩ひじ張らず自然体でいられるということを表すファッション用語)」をコンセプトに、クルマを初めて購入する若年女性にターゲットを絞って生まれたクルマだ。ターゲットに近い女性社員で構成されたプロジェクトチームが企画に参画し、ユーザー視点でのコンセプトや採用アイテムに関する意見を反映させた。

ダイハツ・ミラ・トコットのエクステリア

ミラ・トコットは、クルマを初めて購入する、運転に不慣れなエントリーユーザーでも気軽に安心して乗れるように、車両感覚がつかみやすく死角の少ないパッケージとした。全高は1530mmと少し高めの設定。

角を取って丸みを持たせたスクエアボディは、いわゆる2BOXスタイル。若年層には新鮮に、年配の人には懐かしさも感じさせる、親しみやすいデザインだ。見切りの良いボディスタイルは、デザイン性と運転のしやすさを両立。Aピラーはミラ・イースより角度を約15%立てて、死角を減らしている。ベルトラインはあえてカーブをつけず水平基調とし、後退時の視界の広さを確保した。

スクエアなボディに対し、愛嬌のある表情を生み出す丸型ヘッドランプ、それと対をなすデザインのリアコンビランプには、視認性の高いLEDも採用している。

ダイハツ・ミラ・トコットのインテリア

室内高はミラ・イースより30mm高い1270mmで、ゆとりあるヘッドクリアランスを実現している。水平貴重なインパネまわりはスッキリしたデザインで、スクエアなボディとともにフードの先端が見やすく車両感覚がつかみやすい。

ベーシックグレード以外に採用されたセラミックホワイトのインパネガーニッシュは、陶器のようなクリーンな感覚で、暖かみのあるホワイトと滑らかな丸みが、やさしく、柔らかな印象を演出している。シンプルなアナログメーターは視認性が高く、TFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイも設定される。

ファブリック地のシートは、背もたれ部は明るい印象のベージュ、汚れやすい座面には茶色を配色した2トーンとした。ほとんどの人がベストなドライビングポジションが取れるように、運転席シートリフターやチルトステアリングも備わる。

運転席まわりには豊富な物入れやショッピングフックが備わり、このあたりも女性ユーザーを意識したクルマらしい装備だろう。

ダイハツ・ミラ・トコットのシャシー

ミラ・トコットは、ミラ・イースと共通のプラットフォームを採用している。サスペンション形式は、フロントがストラット式、リアがトーションビーム式(4WDは3リンク式)。しなやかな足まわりのサスペンションで、乗り心地の良さと高い操縦安定性を実現している。

ステアリングの操舵力はミラ・イースより軽く設定されており、低速域で軽快なハンドル操作ができるため、狭い路地での走行や車庫入れがスムーズになった。最小回転半径も4.4mと、日常の足として扱いやすい取り回しの良さが自慢だ。

ブレーキは、フロントがディスク(4WDはベンチレーテッド)、リアがリーディングトレーディング式ドラム。もちろん、緊急ブレーキなどを含む衝突回避支援システム「スマートアシスト?」も全グレードで搭載車を設定している。

タイヤサイズは、全グレードで155/65R14を選んだ。

ダイハツ・ミラ・トコットのパワートレイン

搭載されるエンジンは、自然吸気版の3気筒DOHCのKF型のみ。最高出力は52ps/6800rpm、最大トルクは6.1kg-m/5200rpmと、ミラ・イースに搭載されるエンジンと型式名こそ同じだが、パワースペックはやや上回る。ちなみに、ミラ・イースは49ps/5.8kg-m。

ミッションは無段変速のCVT(インパネシフト)だが、クルマの性格を考慮してマニュアルモードやパドルシフトなどは設定されていない。

駆動方式は、前述のようにFFとフルタイム4WDが全グレードに用意されている。

オルタネーター回生制御やアイドリングストップ機能などの燃費向上対策も備え、JC08モード燃費は、FFで29.8km/ℓ、4WDで27.0km/ℓと、ミラ・イースほどではないが十分な数値と言えるだろう。

ダイハツ・ミラ・トコットの装備

前述のように「スマートアシスト?」をはじめ、誤発進抑制制御機能用のソナーセンサー、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)& SRSカーテンシールドエアバッグ(前/後席)、リアシートベルトのプリテンショナー機能&リマインダーなど、安全装備は全グレードで充実している。

また軽自動車で初めてパノラマモニターとコーナーセンサーをダブルで設定し、後退時や車庫入れなどでの視界を確保している。

オーソドックスなスタイルのミラ・トコットだが、ボディカラーは8色、さらにキャンバス地調のフィルムトップを設定したり、個性を際立たせる3種類のアナザースタイルパッケージ(スイートスタイル/エレガントスタイル/クールスタイル)も設定して、自分だけの1台に仕上げていくことも可能だ。アクセサリーの一部は工場装着とすることで、環境への優しさとリーズナブルな価格を両立しているのも特徴のひとつだ。

ダイハツ・ミラ・トコット 代表モデルスペック

グレードは、ベーシックなL、中核モデルのX、充実装備のGで、Lのみスマートアシスト?レス仕様も選べる(他グレードは標準装備)。駆動方式は全グレードでFFと4WDが選べる。

価格帯は、L(FF)の107万4600円〜G “SA?”(4WD)の142万5600円と、初めてクルマを購入する若年層などにも購入しやすい設定る。

なお、全グレードでエコカー減税(25%)が適用される。

車名ダイハツ・ミラ・トコット
グレードX “SA ?”(2WD)G “SA ?”(4WD)
価格 122万400円 142万5600円 
パワートレイン 自然吸気658cc直列3気筒 
トランスミッション CVT 
ステアリング 右 
全長 3395mm 
全幅 1475mm 
全高 1530mm 1540mm 
ホイールベース 2455mm 
トレッド(前/後) 1305/1295mm 1300/1265mm 
車両重量 720kg 790kg 
最高出力 52ps/6800rpm 
最大トルク 6.1kg-m/5200rpm 
燃料タンク容量 30ℓ 
公表燃費 29.8km/ℓ 27.0km/ℓ 
最小回転半径 4.4m 

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