By Alexis Jeldrez

ヨーロッパで初めて発売された防水・防塵のスマートフォンはソニー・エリクソンの「Xperia active」で、Xperiaシリーズは防水・防塵スマートフォンの先駆けとも言える存在です。そのXperiaシリーズ最新機種「Xperia Z2」を海に落としてしまったユーザーが、6週間後に回収したところ、ソニーの技術力の高さを再認識することになりました。

Mobilen överlevde sex veckor på havsbottnen | Mobil

http://www.mobil.se/nyheter/mobilen-verlevde-sex-veckor-p-havsbottnen

Xperia Z2 survives six weeks on the sea bed; remains in full working order | Xperia Blog

http://www.xperiablog.net/2014/08/11/xperia-z2-survives-six-weeks-on-the-sea-bed-remains-in-full-working-order/

スウェーデンのヨーテボリ海岸でジェットスキーを楽しんでいたAlexander Maxénさんは、ジェットスキーでジャンプをした際に、Xperia Z2を海に落としてしまいました。Xperia Z2を落とした場所は水深が10m以上あり、スキューバダイビングの装備なしで潜って回収することは不可能だったので、Maxénさんは探すことを諦めて陸に引き返すことに。



陸に戻ったMaxénさんがXperia Z2に電話をかけてみると、なんと呼び出し音が鳴り、Xperia Z2が正常に動作していることが判明。落下から6週間後にMaxénさんの友人がスキューバダイビングでXperia Z2を探したところ無事に発見し回収しました。

海底に6週間も放置されていたXperia Z2は傷まみれでバッテリーがゼロになっていましたが、充電後に起動を試みたところ、無事に起動し電話をかけるのも可能な状態でMaxénさんは驚いたそうです。



Xperia Z2製品ページを確認したところ、同端末の防水規格はIPX5/8。防水性能に関しては「IPX5とは、内径6.3?の注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。IPX8とは、常温で水道水、かつ静水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します」と記載されています。



MaxénさんのXperia Z2は水道水ではなく海水で、しかも静水ではなく水深が10m以上の海底に6週間放置されたにも関わらず、無事動作が確認され、製品ページに記載されている以上の性能を発揮したことになります。

2013年にも台湾人の学生が「Xperia V」を海に落としてしまい、4日後にシュノーケリング中の男性が拾い学生に届けたところ、無事に動作するという出来事がありました。今回の出来事も併せて、Xperia Z2およびXperiaシリーズが備えている防水性能はレベルがかなり高いことがうかがえます。